楽しく堅実に資産を増やしたい

投資初心者に堅実な投資の情報を整理していきます

FP受検者がんばれ!

f:id:fp-uta:20170728044920j:plain

1番見ていただいている記事は?

まだまだ“泡沫ブログ”ですが、その中で一番見ていただいているのは7月28日(の1つ目)の記事のようです。
fp-uta.hatenablog.jp
FP1級実技試験の情報が少ないからでしょうね。

受検者がんばれ!

明日(10日)はまたFPの試験日です。
1級学科、2・3級の学科と実技ですね。
自分も1年前に1級学科を受けて惨敗したのでした。

画竜点睛

まだ試験まで1日あります。最後まであがいて、がんばってください。

投資信託の委託者の責任とは?

f:id:fp-uta:20170707021452j:plain


昨日の続きで小難しいタイトルをつけてしまいましたが、投資信託を買うときと買ってからすべきことを書いてみます。
以下、株式や債券、不動産等で運用する一般的な投資信託を前提にします。

投資信託を買うときに注意すべきこと

まずは、投資対象が何かです。株式なのか債券なのか、どこの国のものか。
そんなことも確認せずに買う人いるの?と思われるかもしれませんが、訳のわからない商品名がつけられて説明をよく読まないとわからない商品も多いです。

長くなるので、以下列挙します。
・通貨(円建てか外貨建てか)
・目標リターン(パッシブかアクティブか)
・アクティブなら何を根拠に銘柄を選ぶのか(グロースかバリューか等)
・配当金の有無、頻度
・規模(純資産残高)
・過去のリターン

あともちろん、手数料(特に信託報酬)も大事です。
構造的に受託者の利益相反が生まれてしまうところなので。

それと、本来は運用者が誰かも見るべきなんでしょうね。
日本ではそこまで情報がないことも多いですが。

買ってから注意すべきこと

まずはリターンをチェックしてしまいますよね。
パッシブならインデックス(指数)との乖離が大きくないか、アクティブならベンチマークを上回っているか。

あとは目論見どおりに運用されているか。(例えば、株式で運用するファンドなのに株式の比率が低くなっていないか)
それと、規模が小さくなっていないか。

委託者の責任を果たさないとどうなる?

これらをやらないとどうなるか。
自分も購入時はともかく、買ってからのチェックはほとんどやってません。

基本的には自分が損する危険性が高まるだけで、誰かに責められることはありません。
ただ、よい商品を買うことで市場は(もっと言えば社会は)よい方向に向かっていくと考えられるので、そこに貢献できないのは少し残念ではあります。
まあそれは投資信託に限った話ではないですし、いちいちそんなことを考えながらモノやサービスを買っていくものでもないんでしょうが。

画竜点睛

自分で書いておいてなんですが、投資信託は買って終わりじゃないですね。反省。

信託博物館に行きました

f:id:fp-uta:20170907045526j:plain

今日はイメージ写真ではありません!

東京駅丸の内口前は工事が続いていますが、だいぶ広場ができていました。
左端が新丸ビルで、右端に東京駅の駅舎が少し写っています。

左から2番目のビルは、三菱東京UFJ信託銀行本店ビルで、下の方が茶色いのは文化財だった日本工業倶楽部会館の一部を再現しているためです。
ここの1階にある、信託博物館に行ってきました。

信託博物館とは?

以前紹介した「捨てられる銀行2 非産運用」に書かれていて知りましたが、三菱東京UFJ信託銀行が運営する博物館で、主に信託の歴史を展示しています。

信託と言いうるものは古くからあちこちで見られるが、現代に連なるものとしては中世イギリスが発祥で、これがアメリカにも持ち込まれて発展し、明治期に日本にも輸入されたそうです。
最初の頃は法で定められた長子以外に財産を相続させるために使われたことも多かったそうで、現代の家族信託に通じるものがあります。

展示は親切なのですが、正直、現代に近づくにつれて内容はよくわからなくなってしまいました。
信託の仕組みが複雑化したためかなと思いますが、それだけ使い勝手がいい(応用範囲が広い)のでしょう。

自由と責任

見ていて感じたことは、信託は財産の管理・運用(に関わる何か)を自由に行いたいから発展してきたのでは、ということでした。

自由には責任が伴います。
そこから、昨今話題になっている(?)フィデーシャリーデューティーという考え方につながっているのかなと思いました。

受託者だけではなく委託者にも責任は伴うはずなので、それは改めて考えてみます。

画竜点睛

信託の歴史から、フィデーシャリーデューティーや投資家の責任に思いを馳せてみました。
入館無料の立派な博物館をつくってくださった三菱UFJ信託銀行さんに感謝。

男性誌にもよい記事が

f:id:fp-uta:20170704235151j:plain


先週男性誌の記事を取り上げない理由という記事を書いたばかりでしたが、今週は珍しく!?まともな記事があったので紹介します。

税金を減らせる方法を紹介

週刊現代9月16日号の「あなたの税金を来年から「30万円安くする」方法」です。
「固定資産税の評価は間違っていることがあるから確認した方がよい」という記事に始まり、年末調整や確定申告で納税額を減らせることが書かれています。
固定資産税以外で紹介されているのは、各種控除(医療費控除、スイッチOTC薬の所得控除、扶養控除、障碍者控除、地震保険料控除)や自動車税などです。

脱税まがいの方法はなくどれもまっとうで、該当する人が然るべく手続きすれば納税額を減らせるはずです。
さすがに見出し通り30万円減らせる人は少ないでしょうが、そこは目くじらたてるところではないでしょう。

スイッチOTC薬

自分も、医療費控除を申告できるかもと思って、該当する領収書やレシートは保管しています。
ただ、従来からの医療費控除は世帯で10万円以上が対象なので、手術でもないとなかなか超えません。

今年からスイッチOTC薬の所得控除というものが始まり、こちらは12000円を超えれば対象となるのでちょっと期待しています。
あるドラッグストアのレシートは品名の横に**をうつことでスイッチOTC薬であることを表していました。
なかなか工夫してますね。

まあ、健康で医療費が少ないに越したことはないのですが。

画竜点睛

税金を減らせる方法がないか、確認してみましょう。

家計簿はつけていません

f:id:fp-uta:20170825014253j:plain

ネタ切れです!

「毎日更新宣言」して10日、相続関連に助けられてどうにか毎日続けてきましたが、今日はどうしてもネタが浮かびません。
仕方ないので、ネタにならなかった話(?)を書きます。

家計簿をつけようと思いましたが・・・

家計簿をつけて、そこからわかったことをブログに載せたいと思いました。
以前行ったセミナー野口悠紀雄先生が「日本は現金の決済比率が高い」と言っているのを聞き、我が家の現金決済比率を知りたいと思ったのがきっかけです。

我が家はここ数年、家計簿をつけていませんでした。
以前は妻がつけていましたが、手間暇かかっているのにその後使っていない(ただつけているだけ)ということでいつしかやめたままになっているのです。

今月から(自分が)つけてみようと思って、妻に提案しましたが、あっさり断られました。面倒なだけだと。
たしかに妻も私も、我が家の家計に問題ありとは思っていないし、ずぼらな私がレシートを溜め込むのが嫌だったのでしょう。

改めて考えてみると、決済比率だけなら家計簿をつけなくても大まかにはわかりそうな気がします。
日を改めて家計簿をつける以外の方法でチャレンジ?してみます。

蛇足

夫婦仲は悪くないと思ってるんですけどね・・・。

相続税の申告 その9~土地の評価をもう少し詳しく

f:id:fp-uta:20170627222903j:plain

相続税の申告書はまだ作成中です。
以前さらっと書いた土地の評価方法をもう少し詳しく書き、なぜ完成に至っていないかを記しておきます。

土地の評価方法は二種類あります

相続税申告時の土地の評価方法には、路線価方式と倍率方式の2種類があります。
ざっくり言うと、都市部は面している道路ごとに評価額を定めた路線価方式、田舎は固定資産評価額をもとにした倍率方式です。

父の場合、自宅の土地(借地)は路線価方式、北海道の土地は倍率方式です。

路線価方式による評価

路線価方式で評価する場合は「土地及び土地の上に存する権利の評価明細書」を作成します。
登記簿謄本や地積測量図等から面積や間口・奥行距離等を、路線価図から路線価を記入します。
路線価図は国税庁のサイトからダウンロードでき、道路ごとに1㎡あたりの価格が載っています。

土地の形状が複雑だったり、角地だったりすると難しそうですが、父の自宅土地はほぼ長方形で一方しか道路に面してないので簡単でした。
借地権割合も路線価図に載っているので、これをかけて価額が算出されました。

倍率方式による評価

倍率方式の場合は、固定資産評価額×倍率によって評価します。
固定資産評価額は、自治体(東京都は都税事務所)で請求するともらえます。
倍率は税務署のサイトから「倍率表」をダウンロードします。
これらをそのまま別表11に記入して計算します。

固定資産評価証明書は登記にも必要なので、入手済です。
・・・が、登記申請のために送ってしまって手元にありません。コピーもありません。

ということで、相続財産の合計額が出せず、申告書作成がストップしてしまっています。
1週間ちょっとで戻ると思ってましたが、添付書類に不足がありさらに時間がかかっています。
金額を控えておけばよかった。

画竜点睛

登記申請する際は、固定資産評価額を控えておきましょう。(それだけかい!)

安全資産の分散と集中

f:id:fp-uta:20170707021452j:plain

母の資産はすべて安全資産(元本保証のもの)にすると決めましたが、どこにどう預けるか悩んでいました。
fp-uta.hatenablog.jp
大手証券会社にあった投資信託もすべて売却できたので、今後の預け先案をつくりました。
(証券会社からはもう少し抵抗されるかと思いましたが、あっさりでした)

具体的なことは書けませんが、ネットをあまり使えない高齢者が金融資産(無リスク資産)を預けるときに何を考慮したか、記しておきます。

商品は定期預金と個人向け国債

現状で安全資産の運用商品として選択肢にあるのは定期預金と個人向け国債です。
利率は
 ネット銀行の定期>個人向け国債>普通の銀行の定期
ですが、ネット銀行に抵抗があって使わないということであれば、個人向け国債がベストということになります。

金融機関によっては個人向け国債のキャンペーンを毎月行っていて最大0.4%のキャッシュバックがあるので、ネット銀行以上とも言えます。
キャンペーン金額は縮小傾向なので、いつまで使える手段かわかりませんが。

ただし、個人向け国債は購入後1年間は中途換金できないという制約があります。
急な出費がないとも限らないので、一定程度は定期預金(もちろん普通預金も)も持っておくべきです。

預け先は分散か?集中か?

銀行を含む金融機関は、ちょっとお金のある高齢者にどんどんリスク資産(手数料の高い投資信託)を勧めてきます。
間違って購入しないための一番の方法は、金融機関と付き合わない(口座を持たない)ことです。
そのためには勧誘されても新しい口座をつくらず、今ある口座も集約させていく方がよいということになります。

一方で、1つの金融機関に多額の資金を集めると、その金融機関からは「余剰資金がたくさんある」と思われて勧誘攻勢が強まる危険性があるので、集中させすぎないことも考えるべきかと思います。
メガバンク以外であれば、預金保険制度で保護される1000万円が1つの目安(上限)ですね。

将来的にはメインバンクに集約させていく

年金の受け取りや口座引き落としはメインバンクに集約しておき、全体の金融資産が減ってきたら少しずつ他の口座を解約してメインバンクに移していくのがよいと思います。
母も頭と体がしっかりしているうちはよいですが、いずれは管理したり、少し離れた銀行に行くのも大変になってくるでしょうから。
あんまり考えたくはないですけどね。

画竜点睛

安全資産は定期預金と個人向け国債で運用。
むやみに口座は増やさず、最終的にはメインバンクに集約。