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つみたてNISAの商品取扱数は金融機関によって大きな違いが

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つみたてNISAはどこでもOK?

先週の記事で「「どうしてもメガバンクがいい!」という人はMUFGでつみたてNISAを始めてもよいと思います。」と書きました。
fp-uta.hatenablog.jp

金融庁がOKした商品だけだから大丈夫だと思ったのですが、商品選択以外の部分でとんでもない差があったら…という一抹の不安がありました。
そこで、主な金融機関でのつみたてNISAの取扱い状況を調べてみました。

金融機関別つみたてNISA取扱商品数

ネット証券

 SBI証券   121
 楽天証券   120

メガバンク・大手証券

 三菱東京UFJ銀行 12
 みずほ銀行     3
 三井住友銀行    3
 野村證券      4

地方銀行

 横浜銀行     10
 静岡銀行      7

ネット銀行

 新生銀行     3
 イオン銀行   12

ネット証券の品揃えがよいとは聞いていましたが、ここまで極端に差があるとは知りませんでした。
投信選びに慣れた経験者なら商品の違いがわかるので、好きな商品を選べるネット証券でよいと思います。

ただ、インデックスファンドはリターンには差が出ないので、同じ資産クラスの商品が複数あっても投資初心者には選びにくくなって不親切です。
ネット証券以外の金融機関は、それも考慮して商品を絞っているのでしょう。

しかし、全部で3~4本というのは少なすぎるのでは?
初心者のことを考えて厳選したというよりやる気のなさが見え隠れします。

情報量にもやる気が影響

取扱商品数以外にも最低積立金額や積立の頻度(毎月以外の選択肢があるか)も調べたかったのですが、HPに情報がない金融機関も多く比較ができませんでした。
(この点からも、3~4本しか取り扱わない金融機関をやる気がないと感じました)

つみたてNISAは販売手数料無料で信託報酬も低い投資信託金融庁が選んでいるので、販売する金融機関には大きな手数料収入は期待できません。
だから、やる気のない金融機関があるのも無理からぬところではあります。
(このことを書いた記事を読んだのですが、今探しても見つからずリンクは貼れませんでした)

ただ、金融庁は個人の資産形成に資する制度としてつみたてNISAを導入したのであり、実際よい商品が集まっていると思います。
「笛吹けども踊らず」とならぬよう、金融機関にも長期的なお客様とのつながりを考えてがんばってもらいたいものです。

懺悔のコトバ

三菱東京UFJ銀行さん、前回の記事で突っ込んで申し訳ありませんでした。
12本は厳選した結果であることがわかりました。
つみたてNISAに関しては、メガバンクで一番です。

画竜点睛

つみたてNISAの商品取扱数は金融機関によって大きな違いがあります。
10本前後の商品を扱っている金融機関は、少なくともつみたてNISAに関してはお客様本位を心掛けているように感じます。