「ガンかも」と思っても医療保険は要らないと思う
医療保険は不要
昨日紹介した東洋経済の特集に「民間医療保険はやはりいらない」という記事がありました。
一部を引用すると、
・保険は支払い要件に該当しなければいくら治療費負担が重くても給付は受けられない
・自前の貯蓄で医療費が賄えるよう、積立貯蓄と組み合わせて準備するのが賢いやり方
・遠い将来の医療費に備えるなら、医療提供体制の変化も考慮することが必要
ということです。
全く同感で、お金にはできるだけ“色をつけない”(将来の使途を限定しない)ことが大事だと思います。
いくら払っていくらもらえる?
こんな私も、今回人間ドックでひっかかる項目があったので、今更ながらがん保険のことを調べてみました。
(がんと言われたわけではないのですが)
アフラックの「生きるためのがん保険Days1」の給付額と保険料を調べてみました。
解約払戻金なし、保険期間終身です。
スタンダードプランの場合、自分ががんと診断されて手術を受け、10日間入院、10日通院したとすると
診断給付金 50万円
手術治療給付金 20万円
入院給付金 1万円×10日=10万円
通院給付金 1万円×10日=10万円
合計 90万円
が受け取れます。
保険料は、自分=43歳男性の場合、①60歳まで払込だと13,095円/月、②終身払込だと5,765円/月です。
①なら5.8年、②なら13.1年払えば90万円になります。
保険料を払ったつもりで貯めておけないものでしょうか?
①の場合、60歳までに計267万円を保険料として払います。
②は終身なので計算しにくいですが、70歳まででも186万円を払います。
もちろんいつガンになるかはわかりませんし、再発したり先進治療を受けたりで医療費負担が重くなる可能性はあります。
しかし、公的な健康保険の高額療養費制度もある中で、支払った保険料以上に医療費を負担する可能性がどれだけあるのか疑問です。
共済の特約
ちなみに自分は勤務先の労働組合で斡旋している共済に加入していますが、「重病克服支援」という特約をつけており、がんと診断されると300万円が一時金で給付されます。
全てのがんが給付対象ではないようですが、保険料はずっと安いですし、自分はこれで十分だと改めて思いました。
蛇足
ネットで生命保険や医療保険のことを調べると、その会社のネット広告が頻繁に出てくるようになります。
テレビCMに比べれば安くて効率もよいのでしょうが、こういった費用も保険料に反映されているわけで、やはり貯蓄で備えた方が…と思ってしまいます。