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新社会人の資産形成~SBI証券と楽天証券の比較②

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昨日に続き、今週はずっとこの記事でいきます。(写真とカテゴリも新しくつくりました)
個人的にはずっとSBI証券を使っていて愛着もありますが、贔屓目なしでどっちがいいのか土曜日にまとめます。
今日は税制優遇制度(つみたてNISA、iDeCo)を比較します。

つみたてNISA

つみたてNISAを利用する場合、金融庁が認めた商品(2018年9月28日現在158本)しか購入できません。
取り扱う商品数は金融機関によって異なります。
ちょっと前の記事ですが ↓
fp-uta.hatenablog.jp

SBI証券が149本、楽天証券が146本と本数では大差ありません。
しかし、楽天アメリカの著名なインデックス運用会社バンガード社と提携した商品をつくり、つみたてNISAで購入できます。
特に楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)と楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)です。

人気のバンガード社の商品をつみたてNISAで購入でき信託報酬も低いので、インデックス投資家の間では話題、大人気でした。
インデックス運用はこれで決まりのように言う人もいます。

しかし、最近になって楽天VTの実質コストが高い、という指摘が出てきています。
まだ真偽ははっきりせず少し注意が必要です。
仮に本当だとしても、買ってはいけないレベルではないと思いますが。

・・・と、ここで気付いたのですが楽天VT、VTIはSBI証券でも購入可能です。
ということで、つみたてNISAに関してとりあえず大差はないということです。

iDeCo(個人型確定拠出年金

もう1つの税制優遇制度であるiDeCoについても見てみます。
SBI証券はこれまで60本近くの商品が対象となっていましたが、今年になって35本以下にということが法令で決まってしまいました。
逆手にとったのか「セレクトプラン」という新たなラインナップを登場させ、インデックスファンドの信託報酬の低さが歓迎されています。
しかし、つみたてNISAと異なりSBI証券iDeCo楽天VTを購入することはできません。

楽天証券iDeCoにも一通りの商品が揃っていますが、楽天VT、VTI以外には魅力を感じませんでした。
楽天VTを選ぶなら楽天証券、そうでなければSBI証券ということころでしょうか。

新社会人の資産形成~SBI証券と楽天証券の比較①

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自分は株や投資信託を購入する際、SBI証券を利用しています。
「これから口座を開くならSBI証券楽天証券の2択」ということがあちこちで書かれています。
自分もそう思っていますが、実際どうなのか少し調べてみます。

株式売買手数料はまったく同じ

まずは国内株式現物取引手数料、すなわちどこかの会社の株を普通に売り買いしたときの手数料です。
両社のサイトを見比べないとダメかと思っていたら、楽天証券にそのものズバリの表が載っていました。(楽天証券のサイトより)
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「SBIが下げると楽天が追随する」と聞いたことはありましたが、ここまで同じとは知りませんでした。
そして、この表が載っているのが楽天証券のサイトだということからも、最大手SBI証券楽天証券が強く意識していることが窺えます。
SBI証券のサイトは自社の手数料を載せているだけです)

真面目な蛇足

表に載っている他のネット証券会社はもちろん、ネットでない大手証券会社の手数料は2社より高くなっています。
特に、証券会社の本・支店での(ネットでない)取引には桁違いの手数料がかかります。
若い人は大丈夫だと思いますが、ろくでもない商品を勧めてくることもあるので利用してはいけません。

なお、口座管理手数料はどこも無料なので口座をつくっただけでコストがかかることはありません。

株安をきっかけにNISAのロールオーバーについて調べてみました

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世界同時株安?

金曜朝のニュースでは世界同時株安か?と不安になりましたが、日本市場もNYも反発したそうでとりあえず一安心といったところでしょうか。
長期保有前提で投資していると、こういうニュースに一喜一憂して「売ろうかな」「買おうかな」と考えなくてよいのがメリットです。
しかし、今年は2014年にNISA口座で購入した投資信託日本株、先進国株、新興国株)を売却する予定だったことを思い出しました。

株価が下がったタイミングで売りたくないのが人情なので、売らずにすむ方法を調べてみました。

NISAロールオーバー

非課税の期間を延長できる「ロールオーバー」という仕組みがあることは知っていましたが、今年のNISA枠はつみたてNISAで使ってしまっているので、自分は使えないと思っていました。

しかし、改めて調べてみると
5年間の非課税期間が満了したのちも翌年のNISA非課税投資枠へ移す(ロールオーバーする)ことで、さらに5年間非課税で保有することができますSBI証券サイトより引用)
とのことです。
翌年、すなわち2019年のNISA枠を使うので自分も利用可能でした。
もちろん2019年の枠を使ってしまうので、今年行っているつみたてNISAでの新興国株式購入はできなくなってしまいますが。

また、来年のNISA枠の上限は120万円ですが、ロールオーバーする分の時価が120万円を超えていても、全額ロールオーバーできるそうです。
自分は2014年はNISA枠で約100万円(当時の上限)投資しましたが、昨日時点の時価は約140万円になっています!
優遇をたくさん受けられることになるので、心が動きます。

課税口座へ移管する

ロールオーバーの手続きをとらずに2014年に購入した株式・投資信託等を何もせず保有したままにしておくと、2019年初めに課税口座(特定口座・一般口座等普通の証券口座)に移されてしまいます。
取得価格は今年末の価格となり、来年以降売買して利益が出れば、課税されます。

自分の場合、年末時点も価格が140万円だとすると、140万ー100万=40万円には課税されないということなんですね。
これはこれで悪くないかもしれません。

そもそもなぜ売却するつもりだったのか

自分の金融資産全体を見て、株の比率がちょっと高いから下げようと思ったのが、2014年NISA購入分を売却しようと思った理由でした。
最近サボり気味でしたが、9月末残高はきちんと確認してもう1度どうするかよく考えてみます。

ロールオーバーは書面で手続きが必要

ロールオーバーを行うためには書面で手続きを行う必要があり、自分が利用しているSBI証券の場合、12月7日までに送る必要があるそうです。
年内に決めればよい、と思っていると期限を過ぎてしまうので注意が必要です。
ロールオーバーのルールを含め、詳細は証券会社のサイトで確認することをお勧めします)

蛇足

ロールオーバー」と聞くと、この動画を思い出します。
上の子が2~3歳の頃でしょうか、よく一緒に見ました。
www.youtube.com

ブックオフの優待券 全部使いました

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いつも持ち歩いている「優待券入れ」にブックオフの優待券がたくさん入っていました。
100円の券が20枚と、株主アンケートに答えてもらった50円券6枚、計2300円分。

ブックオフの優待券は店舗でしか使えないので、お店でほしい本を探して、使うしかありません。
家の近所や通勤途中にお店があるので行きにくくはないのですが、ほしい本がすぐ見つかるとは限りません。
期限はそれぞれ来年6月と9月でしたが、昨日全部使いました。

以前の記事はこちら
fp-uta.hatenablog.jp

渋谷のお店がなくなってた

昨日は渋谷を通り、時間に余裕があったのでセンター街のお店に行ってみました。
が、今年7月22日に閉店していました・・・。
大型店で気に入ってたので残念です。

閉店した経緯は知りませんが、メルカリ等個人間売買が簡単に行われるようになってきてブックオフの業態そのものが今後も成り立っていくのか、ちょっと不安は感じているところです。

全部使った

普段よく行っているお店もなくなってしまうのでは、という不安感が芽生え、早く使おうという気持ちになりました。
帰りに別の店舗に行き、うまい具合に欲しい本も見つかり、2,300円分の券に対し、本の代金は2,290円。
お釣りは出ませんが、持っていた券を全部使いました。
(レジで少し葛藤がありましたが、省略します)

本を探す楽しみを

タイトルで興味を惹かれ、パラパラとめくってみて買う、という本の探し方はリアル店舗でしかできません。
ブックオフには今後もがんばって、店舗を維持してもらいたいものです・・・。

プチ優待生活

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この間、株主優待券だけで生活していることで有名な桐谷さんがテレビ(マツコ・デラックスの番組)に出ているのを見ました。
かなり面白い人なんですね。

自分は遠く及ばず優待券を持っている会社は両手で足りるレベルですが、ここ1週間は色々使ったので書いてみます。

ユニバーサルランゲージでスーツを購入

一昨年、去年と麻布テーラーでオーダースーツをつくっていましたが、今年はユニバーサルランゲージでつくってみました。
ユニバーサルランゲージは青山商事が展開しているので、15%引きの優待券が使えます。
同社が展開しているお店で「洋服の青山」より上なのがスーツカンパニー、その上がユニバーサルランゲージという感じです。

5万円以内でつくって優待券を使えば、麻布テーラーと同じくらいのお値段に抑えられるかな、と思ってお店へ。
しかし、その値段だと国産の生地しかなくて、素人目にもかっこよく見えたイタリア製の記事を選択。
この時点で予算オーバー。

さらに手縫いは着心地が違うと言われ、着てみるとこれまた素人でもわかるレベル。
なんだか店員に上手いこと誘導された気もしますが、更に1万円アップ。
結果、麻布テーラーよりだいぶ高いスーツをつくってしまいました。
優待券があるがために、財布の紐が緩んだと言えるかもしれません・・・。

※麻布テーラーにも高価・高級な生地があるので、あくまでも自分がつくったスーツでの話です。
※国産の生地がすべて舶来(死語?)に劣っているわけでもないと思います。

マクドナルドで休日の夕飯を購入

三連休のある日、一家の夕食をマクドナルドで購入してテイクアウトしました。
優待券は子どもたちのお目当てハッピーセットには使わず、大人が食べるバーガーとナゲットに使用。
期間限定の月見バーガーシリーズが好評のため?販売終了となっていたのは残念でした。

ビックカメラスマホの保護フィルムを購入

昨日書きましたが、スマホを機種変更しました。
fp-uta.hatenablog.jp

ケースはネットで買いましたが、画面に貼る保護フィルムはビックカメラに買いに行きました。
格安スマホ用の機種は大手キャリア向けのと微妙に違ったりするので、見て確認したかったからです。

行ってみたら種類は少なかったですが、ピッタリのものが見つかりました。
ビックカメラの優待券は1枚1000円でお釣りは出ないので、税抜1070円というのもラッキーでした。

画竜点睛

こんな感じで楽しく優待券を使っています。
特別な使い方はしていませんが、参考になれば。

おサイフケータイ大好き楽天モバイルユーザーの機種変更

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いよいよバッテリーが限界

何度か書いてましたが、スマホのバッテリーが1日持たなくなり、突然残量ゼロになって電源が切れるようになってしまいました。
モバイルSuica定期」を使っているので、電車内で残量ゼロになるのは恐怖です。
同時期に楽天モバイルスマホに替えた妻はまだ問題なく使えていたので少し遠慮していましたが、お許しが出たのでいよいよ機種変更しました。

楽天モバイルにして2年9ヶ月で、初めての機種変更です。
おサイフケータイ好きで楽天モバイルユーザーの自分がこの1週間何をしたか、書いてみます。
fp-uta.hatenablog.jp
fp-uta.hatenablog.jp

機種の決定

おサイフケータイが使える機種でないとダメなのでほぼ日本製に限定され、一番安くてもSH-M05の約27000円でした。
他の格安スマホ会社に乗り換えて新しい端末を買うことも考えましたが、これより安いものはなかったので決定、楽天モバイルのサイトで購入。
楽天モバイルは端末の安さも特長のようです。

ちなみに、「おサイフケータイにこだわらないで、(私のように)安い台湾製のを使えばいいのに」というのが妻の主張です。
たしかに、スマホケースにsuicaを入れておけば代わりになるので、使っていない人から見れば無駄な出費に映るのでしょう。

ケースを購入

使い始めるときにケースがないと困るので、端末とほぼ同時にネットで購入。
探していて気付いたのですが、マグネットがついている手帳型ケースにクレジットカードを入れると故障の危険があるそうです。

自分が持っているのはクレジットカード機能付きのsuicaなので、ケースには入れられない→おサイフケータイにするしかない。
きっと妻には理解してもらえませんが。

アプリでおサイフケータイの移行手続き

モバイルSuica定期は1度購入すると普通のSuica定期(カード型)には移行できないのだそうです。
案の定、妻からは「なんでそんなリスクのあることを・・・」と言われました。
すんなり移行できないと大変なことになるので、新しいスマホへの移行は3連休中に行いました。

変更前に、元のスマホの3つのアプリ(SuicaEdynanaco)でそれぞれ機種変更手続きをしておきます。
新しいスマホが使えるようになったら、3つのアプリをインストールしてまたそれぞれ手続きします。
あっさり終わり、Suica定期の情報も表示されたのでほっと一息。

自動改札でちょっとどきどき

Suicaの以降は問題なかったのですが、ケースをつけて使うのは連休明けが初めてでした。
「ケースのせいで自動改札通れなかったらどうしよう」と少しどきどきしました。
「ピッ」の音に人知れずホッとしました。

スマホ決済が浸透したら?

かように無事機種変更を終えたのですが、将来(近い将来?、QR決済が普及したら似たような思いをする人も出てくるのではないでしょうか?
電子マネーは先にチャージしておく(残高がある)ので移行に失敗すれば残高がなくなってしまいます。
QR決済にはその心配はありませんが、「支払いができない」恐怖も結構なものではないでしょうか?

未来の恐怖を先取りして味わっているつもりでいますが、これも妻にはわかってもらえないだろうな・・・。

銀行選びにこだわる理由

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メインバンクを変えるのはそれなりに大変

今週は、新社会人になったつもりでどこの銀行がいいかを書いてきました。
実際に自分が利用している銀行もあれば、そうでない銀行もあります。
自分が知っている範囲で、本当にお勧めできる銀行を取り上げてきました。

銀行預金口座をつくることは難しいことではなく、嫌になるほどの手間がかかることもありません。
それでも、使いもしない口座をたくさんつくる人はいないでしょうし、勧められません。
だから、数ある銀行の中から「選ぶ」ことが必要になります。

そして、実際に口座をつくり、給与の振込口座に指定し、クレジットカードや公共料金の振替口座として設定すると、その口座は“マイメインバンク”になります。
1度メインバンクをつくってしまうと、変えるのは結構な手間です。
だから、メインバンクは特に様々な要素を考慮して、こだわって決めるべきです。

自分の夫婦共有財産のメインバンクは新生銀行です。
ATM手数料無料や送金手数料無料、2週間満期定期預金等魅力的なサービスがあったので、結婚直後(10数年前)に口座をつくりました。
2週間満期定期はいつしか魅力的な金利ではなくなり、ATM手数料も残高が少ないと今月からは有料になりました。
それでも諸々の変更手続きをやる気にはならず、メインバンクとして利用し続けています。

顧客に顔を向けた銀行を選びたい

銀行選びにこだわるのは、少しでも多くリターンを得るためではありますが、理由はそれだけではありません。
ちょっとカッコよく言えば「顧客に顔を向けた銀行との付き合いを続けていきたい」という理由です。

指標となる金利(TIBORとかプライムレートとか)がどの銀行も共通だから預金金利も似通ってくるのはわかります。
ただ、メガバンクも地銀も信用金庫も同じ数字が多く、かつての「護送船団方式」と似通った雰囲気を感じます。
お客様に最良のサービスを提供しているのではなく、他行の数字を見て、変化があれば追随しているだけです。

そんな姿勢の銀行にお金を預けるの、嫌じゃありませんか?
「自分はこういう部分が有利な銀行で、他行と差別化を図っています!という方で口座をつくりたくなりませんか?

これは自分にとって銀行以外、どこかのサービスを利用するときにも有効な考え方です。
好きな会社、がんばってる会社と付き合っていきたいという気持ちを、ある程度重視していると言いますか。
「楽しく堅実に」のためには、こういった観点も含んでおいた方がよいのではないでしょうか。