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投資初心者に堅実な投資の情報を整理していきます

投資スタイル(何を信じて投資するか)は3つに分類できる

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投資スタイル=何を信じて投資するか

本屋さんに行くと投資の指南本が実にたくさんありますが、手に取ろうと思うものはわずかしかありません。
それは、自分にとって投資スタイルの異なるものがほとんどだからです。

投資にはリスクがつきものですが、「自分は損するだろう」と思って投資する人はいないはずです。
投資をする人は「こうすれば儲かるはずだ」と自分なりの根拠をもっています。

この根拠、すなわち「何を信じて投資するか」で投資スタイルを分類してみます。
これから投資を始めようという人にぜひ知っておいてもらいたいことです。

なお、話が広がりすぎるので、株式への投資に限定して考えてみます。

投資スタイルは3つに分けられる

「何を信じて投資するか」に着目すると、今の日本での投資スタイルは3つに分類できます。
それぞれの“信ずるところ”は下記のとおりです。

①個別銘柄の株価の動きは、(分析等を頑張れば)予測可能である。
②個別銘柄の株価の動きは予測できないが、長期的に平均株価は上昇する。
③配当・優待を得ることで株価の動きに関わらず利益をあげることができる。

①はずっと昔から行われていた投資法で、一般に「株式投資」と言われて多くの人が思い浮かべるものです。
②はインデックス投資のことで、「資本主義経済の発展を信じる」と言い換えることもできます。
③はキャピタルゲインではなく、インカムゲインによってリターンを得ようというものです。

「何を信じるか」というとまるで宗教のようですが、実際「違う神様を信じています」というくらいの差を感じます(特に①と②の間)。
①から始めたが失敗して、②に移行したという人は大勢います。自分もそうです。
「宗旨替え」といったところでしょうか。
経験も踏まえ、明日以降詳しく見ていきます。

画竜点睛

「儲かる」と思うから投資を始める。でもその根拠は様々。
自分と違う“宗派”のアドバイスを鵜呑みにしないよう。

NISAでの運用状況と優遇を受けられる期限

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NISA口座の運用成績

自分のNISA口座での運用状況を概略だけ載せます。(増加率は17年9月14日現在)

2014年 投資対象と比率 TOPIX連動ETF:50%、先進国株式インデックスファンド:25%、新興国株式インデックスファンド:25%
    増加率 +31.4%
2015年 投資対象と比率 TOPIX連動ETF:50%、先進国株式インデックスファンド:50%
    増加率 + 7.3%
2016年 投資対象と比率 日本株式個別銘柄100%
    増加率 +29.3%

個別の商品ごとに見てもすべてプラスというとても有難い結果になっています。今のところ。
日本株と外国株のインデックスにするのが基本なのですが、優待目当てで保有し続けている株があったので、去年はこれをNISAで持つことにしました。
今年はまだ枠を全く使っていません。9月末の残高を確認してから決めるつもりです。

NISAの最長5年間とは?

現行のNISAは最長で5年間税制上の恩恵を受けられると聞いています。
では、2014年に購入した商品がNISAの恩恵を受けられるのは具体的にいつ(何年何月何日まで)か、実はよくわかってなくて調べてみました。

答えは2018年の12月31日までです。
まず、2014+5=2019 で2019年ではないんですね。
また、購入した日は関係なく、2014年の1月1日から12月31日までに買ったものはみんな2018年12月31日が期限です。

2014年に買ったものは、来年中には1度売却する必要があるということです。(常識かもしれませんが)
現行のNISAでもう一度商品を買うか、つみたてNISAに移行するか検討しないとです。


画竜点睛
現行NISAで恩恵が受けられるのは、購入4年後の年末まで。
導入初年度の2014年に購入した商品は、2018年中に1度売却の必要あり。


蛇足
プラスなのは知ってたけど、改めて増加率計算してみて結構嬉しくなりました。

金融庁は本気で投資環境を整備してくれている

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昨日の記事に誤りが

昨日の記事に2つも誤りがありました。
誰かから指摘があったわけではないのですが、訂正します。

まず、自分もイデコをやってることになると書きましたが、イデコは「個人型」確定拠出年金の愛称なので、私のように企業型に入ってる場合は違いました。

それと、来年始まるのは「つみたてNISA」。
「積立」と漢字では書かないんですね。
失礼しました。

つみたてNISAフェスティバル

昨日の記事をアップしてから知ったのですが、9月10日(日)に金融庁主催で「つみたてNISAフェスティバル」なるものが開催されていました。
詳しくは、参加されたこちらの方の記事をご覧ください。(とても詳しくわかりやすいです)
www.lay-up.net

読みながら何度も頷きました。
1つだけ挙げるなら「(投資は)自転車と同じで傷の浅いうちに転びながら続けていく」でしょうか。名言です。

役所が一般の投資家を集めて意見を聞くというのは、想像以上に勇気の要ることだと思います。
金融庁の本気を感じるとともに、来年とも噂される長官交代後もその姿勢が継続されることを切に願います。

そのココロを広く伝えるには?

昨日も触れましたが、金融庁が一生懸命投資環境を整備しているそのココロは、本来一番響いてほしい層(これから投資を始める層)にはほとんど伝わっていないのではないかと思います。
わかりやすく説明するのが難しいものではありますが。

これさえやれば伝わるという“大正解”はなくて、いろんな方法を試していくしかないのでしょう。
自分はFPとしてそのお手伝いをしたいんだよなあと漠然と思っています。

画竜点睛

つみたてNISAの良さやそもそもなぜ創設されたのか、もっとPRが必要。
自分もそのお手伝いをしたい。もっと勉強が必要。

週刊エコノミスト「英国の年金制度に学ぶイデコやNISAの改革」を読んで

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特集は難しすぎて・・・

週刊エコノミスト9月19日号の記事をとりあげます。
特集は「異次元緩和の賞味期限」で、最初はこちらをネタにしたいと思ったのですが、自分には難しすぎました。

みんな量的緩和の限界を感じ始めていて、混乱なく終われるか不安に感じてるんですよね。
自分も少しは不安ですが、ちゃんと不安がれるほどの知識がありません。
初心者向け?に金利や為替について解説してくれてる部分もあるので、またきちんと読んで勉強します。

イデコとNISAの問題点と処方箋

日本には投資家を税制上優遇してくれる制度としてイデコ(iDeCo)とNISAがあります。
イデコは今年から加入できる人が大きく広がりました。
NISAは2014年に導入後、2016年にはジュニアNISAも始まり、来年には積立NISAが始まります。

今日のタイトルに記した記事では、これらの課題を挙げています。
特にNISAは統合・恒久化のための交通整理が必要になってきています。

金融庁が頑張って制度を拡大してくれているのですが、その“ココロ”が国民全体に伝わっていないのでは。
記事に書かれているイギリスの事例はそういった点でも参考にできるのではないかと思います。

自分はというと

導入年からNISAを利用しており、勤め先が確定拠出年金に移行したためイデコもやってることになります。
トータルでポートフォリオをどうするか、きちんと考えないといけないんですけどね。

来年以降積立NISAにした方がいいのかとか、少しある子供たちの貯金もジュニアNISAにした方がいいのかとか、考えなきゃいけないことはたくさんありますね。

蛇足

NISA口座の運用成績だけでも近々整理してみようかな。
(どれがいつ買ったものか、わからなくなってきた・・・。今年はまだ買ってません)

相続税の申告 その11~清書に大苦戦!!

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清書を始めたが・・・

昨日書いたとおり申告書の下書き(計算)が終わったので、清書に移りました。
このために買った、ペン先が0.3mmの細いボールペンでいざスタート!

作成手順同様、まずは別表11から書き始めました。
細かい字もたくさん書かないといけないので、集中力のあるうちに。

順調にページの8割ほどが埋まったところで、「あれ、行が余ってる・・・」
家屋の行がまるまる抜けていました!
せっかく字を間違えずにきれいに書けたのに。

この後いくつかのページを書こうとしましたが、どれも失敗しました。
字を間違えたり、行を間違えたり・・・。
最後は1人でキレて終了。1ページもできず。

画竜点睛

また明日チャレンジします。

相続税の申告 その10~下書き完成!

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登記手続き完了

木曜日に北海道の法務局から登記手続き完了の通知や登記識別情報等が郵送されてきました。
添付書類に足りないものがあったので、最初に申請書を郵送してから3週間くらいかかってしまいました。
fp-uta.hatenablog.jp

送るとき書類の重さを測り、返信用を
 定形外郵便100gまで(140円)+一般書留(430円)+本人限定郵便(100円)=670円
と計算していましたが、結局追加で送った資料の還付もあったので200gまで(205円)の切手が貼られていました。
ネット上のアドバイスに従って余分に切手を入れておいてよかったです。

相続税申告書の下書き完成!

以前書いた通り、この土地の評価額がわからず申告書作成がストップしていたので、早速作成を再開。
申告書作成は最後まで終わりました。もちろん、当初の想定通り納税額はゼロです。

第11表、13表の後、まとめ表にあたる15表を記入し、そこから第1表へ。
自分の場合、第1表を途中まで書いてから第2表と第5表を作成し、また第1表に戻って完成、という流れでした。

といっても、「控」の用紙に鉛筆で書いているだけなので、提出用の申告書に清書する作業が残っています。
添付書類をそろえ、ものによってはコピーも必要ですし。
お彼岸前には提出したいと思っています。

画竜点睛

あと一息で完成です。

「儲からなければ楽しくない」は正しいか?

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成果が出れば楽しい

先週、「従業員に仕事を楽しいと思わせるには成果をあげることだ」という経営者の言葉を読み、なにか違和感を感じました。
成果が出なくても、「楽しい」と思うことはあるのでは?と思ったからです。

資産運用を楽しむブログとしては、「仕事」を「投資」に置き換えて考えてみたいと思います。
「投資を楽しいと思うのは成果をあげたとき」である。
もっとわかりやすくすると「儲かれば楽しい」。
これは正しいという前提で、考えていきます。

まずは数学的に

「儲かれば楽しい」の対偶、逆、裏を考えていきます。
ある命題が正しければ対偶も必ず正しくなります。
対偶は「楽しくなければ儲かっていない」ですが、日本語としてもう少しわかりやすくすると
楽しくない人は儲かっていない人である」となります。
儲かっている人は全員楽しいという前提なので、投資をして楽しくない人がいればそれは儲かっていない人(の中にいる)ということになり、正しいです。

逆と裏は正しいかどうかわかりません。
逆は「楽しければ儲かる」となりますが、必ず正しいとは言い切れないでしょう。
裏は「儲からなければ楽しくない」です。

裏はかなりのケースで正しいと言えそうです。
実際、損が出て投資を止めてしまったという人は大勢います。

でも、「必ず」ではないのでは?

儲かっていなくても楽しむためにはどうすればよいか?を書くのがこのブログの趣旨なのだと思います。
どんなに頑張っても、投資の素人がある期間で必ず儲けるのは無理があります。
だからこそ、たとえ儲からなくても楽しみを見出し、投資を続けていくことが大事なのではないか、ということ。

スポーツにたとえると

スポーツは勝てば楽しいので、勝つために練習します。
でも必ず勝てるとは限りません。相手だって練習してますし、運もあります。
では負けたら必ず楽しくないか、そのスポーツを止めてしまうかというとそんなことないですよね。

勝敗を必要以上に気にせず、スポーツを楽しんでいる人はたくさんいます。
自分が実際にやるスポーツと、購入後は結果を待っているだけの投資は違うかもしれませんが、プロセスにおいて努力しそれを楽しむことができるという点では共通しているのではないでしょうか。

画竜点睛

自分でつけたブログのタイトルに縛られてよく悩んでました。
「投資を楽しむってなんだろう」って。

投資をするうえで、できる範囲で一生懸命考えることが大切であり、それが楽しみにつながるということをお伝えしていきたいです。