楽しく堅実に資産を増やしたい

投資初心者に堅実な投資の情報を整理していきます

日経マネー7月号の感想

f:id:fp-uta:20170704235151j:plain

あまり読まないマネー誌ですが、読んでみました。

どんな記事が?

特集は「10万円株&投信でいつの間にかお金持ち!」で、part1は10万円で買えて値上がりが期待できる株、part2は投資信託の積立をそれぞれ紹介しています。

特集以外の記事も、今後値上がりする個別銘柄の予想記事が多く、アクティブ投信やインデックス投資の記事がちょろっとある感じです。

個別株投資とインデックス投資は似て非なるもの

以前にも書いてますが、個別銘柄の値上がり益を期待する投資と、インデックス投資にはかなりの違いがあります。

個別銘柄

・会社業績の分析やテクニカル分析によって、短期~中期的な株価の上下を予想し、値上がり益を狙う。
・対象会社の企業価値向上が値上がり益の源泉だが、短期~中期的には他の投資家の思惑に左右されやすい。
・プロでも安定して勝つ(利益をあげ続ける)ことは難しい。
・ギャンブル、ゲームに近い感覚の楽しさ、ワクワク感がある。

インデックス投資

・市場平均株価の長期的な上昇による値上がり益を狙う。
・究極的には資本主義経済の発展が利益の源泉であり、地域、スパンにもよるが過去は概ね右肩上がり。
・退屈。選ぶ楽しみはほとんどなく、長期投資なので売却益を実感するのも先になる。
 (実現していない含み益を眺めてニヤニヤすることは可能だが)

マネー誌は百貨店のようなもの

こんなに違うのに、同じ雑誌で両方を勧めたりしています。
ふと、編集の人は何を考えているんだろうと思ってしまいました。
というか、そのスタンスが嫌いで毎月ほとんど読んでいませんでした。

でも、思い直しました。
この雑誌は、いわば百貨店なのだと。
投資に初めて興味を持った人に、とにかくいろんな“商品”を並べて紹介するお店のようなものだと。
そう考えるとスタイルの違う投資法を(平気で)いくつも並べているのも納得できました。
(そんなの当たり前でしょ!と突っ込まれそうですが)

画竜点睛

マネー誌は 初心者向けの 百貨店
中上級者には有用な情報が少ない、とも言えます。