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金融機関から資産を守り、健全な関係を

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山崎さんの銀行員への思い

昨日紹介した山崎元さんの本は、元々銀行員に読んでもらいたいと思ってある雑誌に連載していた内容なのだそうです。
金融商品を買う側に向けて書かれた本だとばかり思っていたので意外でしたが、一般人には少し難しめだなと感じた理由がわかりました。

少し長いですが、あとがきから引用します。
・本書を一番読んでほしい読者は銀行員
・銀行の経営者および銀行員の皆様に、顧客と銀行の双方が長期的に上手くいくようなビジネスのあり方をあらためて考えてみることを期待する
・銀行員が顧客にとって正しい営業を行わないことへの怒りと、銀行員に資産運用の正しい常識を知ってほしいという願いと、心ある銀行員はきっと行動を改善してくれるはずだという期待とが交錯していた
・銀行のポテンシャルに期待している

金融業界と一般人の不健全な関係

銀行のみならず証券会社や生命保険会社も含めた金融機関と、私たち一般消費者(以下、一般人と書きます)の関係は不健全だと自分も感じています。
プロが時に将来の不安を煽りながら、知識の乏しい一般人に不要な商品を買わせていることが多いことを、母が不要な保険に入ってしまい、改めて実感しました。
結果的に得をすることもあるでしょうが、不要な商品をよくわからずに買い、損をしたときのショックとは比較にならないでしょう。

「必要だと思うから買ってるんですよ」「納得して買ってるんだからいいでしょ」という反論が聞こえてきそうです。
しかし、購入した投資信託や加入した生命保険がどういう仕組みになっているのか~具体的な投資対象が何か、どのようなリスクがあるのか、誰にどれだけの手数料を払っているのか~を理解している人は多くありません。
保険なんて、自分が入っていることすら忘れている人がいるくらいですから。

蛇足

正しい知識を広めて一般人を救いたい、金融機関と一般人が健全な関係になってほしい、そして自分もその一端を担いたいと思いますが、どうすれば実現できるのかがわからずにいます。