資産運用を楽しむブログ

社労士資格を持つファイナンシャルプランナーによるお金に関するあれこれ

優待狙いは長期投資向きかも

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お盆休みが終わっても生活リズムがなかなか戻らず、更新が遅れています。
本来火曜日に載せる、雑誌記事の紹介です。

珍しくマネー雑誌を読んでみた

マネー雑誌と呼べばいいんでしょうか、短期的な株価の動きや個別銘柄の推奨に重きを置いた雑誌がいくつか出ています。
自分は短期的な値動きで利益を得ようと思っていないですし、「そんなの当たるはずがない」と思っているので普段はほとんど読んでいません。

先週はお盆で週刊誌の発行がほとんどなかったので、日経マネー9月号をパラパラと読んでみました。

さわかみファンドの澤上さんによる長期投資の実践法

アクティブファンドとして有名なさわかみファンド澤上篤人さんによる長期投資の実践法が載っていました。
簡単に記すと
①自分が毎日の生活で利用している企業をリストアップする
②その中でなくなっては困る会社、本当に必要な会社を絞り込む
③下げ相場で安くなったときに絞り込んだ会社の株式を買う
というものです。

消費者としての目線を投資に活かすのは自分の住んでいる国でしかできませんが、有効だと思います。
③の下げ相場のときに買うというのが実際には難しいところですが、長期投資であればさほど気にしなくてもいいでしょう。

優待狙いに似ている

自分はリスク資産としてはインデックスファンドと優待目的の個別株式を保有していますが、優待目的の方は上記の長期投資に近いと感じました。
自分の場合、①のリストアップ時に株主優待があることが条件になっている、という感じでしょうか。

以前はよく権利確定直前に買っていたので、③は全然実現できておらず、優待で得られるプラス以上に権利落ちで株価が下がってしまっていることもしばしばでした。

昨年ほとんどの銘柄をNISA口座で購入し、値上がりしても売却しないことにしました。
知らぬ間に長期投資にしていたということでしょうか。

画竜点睛

消費者目線を活かして、優待の楽しみも味わいながら長期投資してみましょう。

ネットを使えない高齢者はインデックス投資できないのか?

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母名義の投資信託を売却

前回の記事で書いた相続手続きでみずほ銀行に行ったとき、投資信託の売却手続きもしました。
海外通貨建てのアクティブ投信です。

証券会社にも同様の商品を持っていますが、母と相談して全て売却することにしました。
母名義にはなっていますが実際は亡くなった父が購入したものであり、母は投資の知識も意思もないからです。

相続手続きが済んでからにしようと思っていましたが、銀行も証券会社も徐々にセールスしてくるようになってきました。
個人向け国債を勧められた以外は、すべて手数料の高いアクティブファンドです。
これは危ないと思ってさっさと売却するとともに「リスク資産は持たない」と意思を営業マンにはっきり伝えました。(これで引き下がるとも思えませんが)

高齢者にインデックスファンドは不可能?

母はまだ60代半ばなので、一部をインデックスファンドにしようかと少し考えました。
ただ、母の付き合いのある銀行、証券会社にはろくに商品がありません。(あってもネット証券より手数料が高い)

みずほの投資相談用の窓口で手続きを待っているとき、店員さんの後ろの棚を見ると、海外のアクティブファンドのパンフレットばかりでした。
金融庁長官の意向はここまで伝わっていないのだなと残念な気持ちになりました。

自分がインデックスファンドの特長を母に説明しきれていない(諦めた)というのもありますが、もう少しなんとかならないかと思います。

銀行ではついきつい口調に・・・

そういったメガバンクの姿勢は行く前からわかっていたので、窓口でもついきつい口調になってしまったことがありました。
以下一部を再現します。(わ=わたし み=みずほ銀行の窓口の人)

わ:(母に普通分配金と特別分配金の違いを説明)
み:そうなんです。誤解されている方がとても多いんです。
わ:誤解させるような売り方をしているんですよね?

み:購入から約2年で売却ということですが、投資信託というのは10年とか本来もっと長く保有して運用するものなんです。
わ:長く持つには手数料が高いですよね。

初対面の人にきつい言葉が出て、自分でも少し驚きました。
自覚している以上に、メガバンクや大手証券会社を嫌っているようです(笑)
あまり攻撃的になると説得力を失うので、気を付けないといけません。

画竜点睛

メガバンクや大手証券会社でインデックス投資するのは、現状では“至難の業”です。
来年からの積立NISAにちょっと期待します。

自宅の登記変更申請と金融機関の名義変更ができました

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今年1月に亡くなった父の相続関係の手続きを、お盆休みを利用して進めています。
14日(月)に法定相続情報一覧図(以下、一覧図)の申請をしてきた続きです。
(例によって睡魔に負けました。以下、17日(木)の出来事です)

法務局に行って一覧図を受取り

まず朝8時半過ぎに法務局へ行き、一覧図を受け取りました。
自分の提出した一覧図がそのまま緑色の紙になって、下の方に登記官の名前等が書かれています。
自分がパソコンで作った文書(押印もしてある)がそのまま公的な証明書になっているというのは、少し不思議な感じがしました。

今回の相続ではすべての財産を自分の母(被相続人の妻)が相続しましたが、一覧図の申請は法定相続人であれば誰でもでき、母が相続する場合にも使えます。
自分が申出人となり、印鑑も自分のを押しました。

受取に必要なのは申請書に押した印鑑のみで、一緒に提出した父の出生から死亡までの戸籍謄本、法定相続人全員の現在の戸籍謄本も返してもらえました。

みずほ銀行で名義変更手続き

次に父の預金のあったみずほ銀行に行き、相続手続きを行いました。
法定相続人全員の印鑑証明書の原本が必要なので、不動産の登記申請の前に来たというわけです。

みずほ銀行はHPに一覧図が使える旨の記載があったので、特に確認もせず一覧図と印鑑証明書、申請書類(銀行様式のもの)を提出し、無事に手続きができました。
一覧図と印鑑証明書は銀行の方でコピーをとり、すぐに返してもらえました。

金融機関の相続手続き

今回の我が家のような「遺言書なし、遺産分割協議書あり」の場合、多くの金融機関では以下の書類の提出が必要とされています。
 ①被相続人の出生(または一定年齢)から死亡までの戸籍謄本
 ②遺産分割協議書
 ③法定相続人全員の印鑑証明書
 ④金融機関所定の申請書類

一覧図は①の代わりになるものですが、まだ対応していない金融機関もありそう、というのがネットで調べた感触でした。
父が口座を持っていた金融機関がどうだったか書こうと思っていたのですが、結局みずほ以外はわからずじまいでした。

残高がそれほど多くなくて配偶者が全てを相続する場合には、④と被相続人の最後の戸籍謄本(死亡と配偶者の存在がわかる)があれば手続きができるからです。
実際、父が口座を持っていたみずほ以外の某メガバンクと大手証券会社はそれで済んでしまいました。

少ない書類で母だけで手続きができたので助かりました。
でも、遺産争いをしてるような家族だと揉め事の種にならないんでしょうかね・・・。

不動産の登記申請

再び法務局に行って、不動産の登記申請を行いました。
土地は借地なので、父所有の自宅(家屋)を母の名義に変更する申請のみです。

仕事で以前行った法人登記もそうですが、提出書類の綴じ方や契印(割り印)の仕方がよくわからないんですよね。
受付の人に聞いたところ、
 ①申請書と印紙を貼った紙をホチキス留めして、契印を押す
 ②原本還付してほしい書類のコピー一式をホチキス留めして、契印を押す
 ③一覧図はそのまま提出
 ④原本還付してほしい書類(印鑑証明書、住民票、固定資産評価証明書)はクリップ留めして提出
でよいとのことでした。

必要な提出書類や↑このあたりのことも書かれた本があったのでとても参考になりました。
ダンゼン得する 知りたいことがパッとわかる 相続登記のしかたがよくわかる本(鎌田幸子 ソーテック社)

登記の申請は自分が申請人だと委任状が必要になってしまうので、母と二人で行きました。
久しぶりに日中雨が降っていなかったので、自転車で移動できてよかったです。

行ったり来たりで大変でしたが、無事申請ができてホッとしました。
あとは北海道の土地の登記変更と相続税の申告です。

蛇足

出来事をダラダラ書き連ねて申し訳ないです。
これから同じ手続きをされるどなたかの役に少しでも立てばうれしいです。
(未来の自分かもしれませんが・・・)





 

法務局も税務署も予約がいっぱい?

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一昨日法務局に行ったときの話と、税務署に電話したときの話です。

法務局の相談にも予約が必要

一昨日法務局に行ったとき、法定相続情報の申請と登記申請とどっちが先がいいかとか、登記申請時の原本還付はいつされるのかとか、細かいところを確認したいと思っていました。
相談コーナーみたいな椅子を用意してある席があるのでそっちで・・・と思ったら「相談は予約制です」の貼り紙が。

受付で聞いたところ「予約が必要で、今申し込むと一番早くて11時半になります」と言われました。
まだ8時半過ぎで、職員以外は自分しかいないような状況だったんですけどね。
結局予約はせず、法定相続情報を受け付けてくれた職員の方に立ち話であれこれ質問しました。

以前法人登記の手続きをしたときは、原本還付はその場で(申請時に)されたのですが、不動産の場合それはできない(手続き完了時に還付される)とのことで少々驚きでした。

税務署の相談は予約がいっぱい

相続税の申告書の書き方や添付書類の要否等を確認するため、税務署に相談に行こうと思っていました。
こちらは予約が必要と言われていたので一昨日電話してみたところ、「予約が埋まっていて今からだと9月半ばになってしまう」とのこと。大人気!

実際に納税が発生しそうか、申告期限がいつかを聞かれ、「まずは申告書を作って出してもらっても」という答えで、要するにあんまり相談に来てほしくなさそうでした。
実際の納税額はゼロで申告期限もまだ3ヶ月以上あるので、税務署としては相手する必要性が乏しいと判断したんでしょうね。

たしかに、納税額があって“グレーゾーン”の判断基準を聞きたい人とか、逆に「相続税の申告って何すればいいかさっぱりわかりませ~ん」という人の方が必要性は高いよな、と納得しました。

電話では「税理士会でも相談の機会を設けていて、おそらく税務署よりは早く相談できる」とのことで、連絡先も教えてくれました。
感謝しつつ、税務署と税理士会の持ちつ持たれつな関係もちょっと垣間見えました。
一応税理士会にも電話しましたが、留守電だったので相談には行きません。


画竜点睛
法務局や税務署に相談したいことがあるときは、早めに予約をとりましょう。
平日日中しか開いてないので、勤め人にはつらいところですが。

法定相続情報一覧図の申請をしました

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昨日、いや日付変わって一昨日の記事のとおり、相続関係の手続きのため法務局に行ってきました。
法定相続情報証明制度は今年5月29日に始まったばかりで生の情報が少ないので、できるだけ細かく書いておきたいと思います。
誰かのお役に立てばうれしいです。

法定相続情報証明制度とは?

相続のため不動産登記や金融機関の名義変更を行う場合、被相続人の生まれてから亡くなるまでの戸籍謄本と、相続人全員の戸籍謄本の提出を求められることがほとんどです。
頼めば戸籍謄本は返してくれますが、法務局では登記手続きが済むまで返してもらえないのでその間は他の手続きはできません。
謄本をたくさん取得しておけばよいのですが、発行には手数料がかかるので、大金持ちでなければ各一通のみで済ませたいところです。

そこで、法務局に申請すると「この人たちが法定相続人で間違いありません」という証明書を交付してくれる、法定相続情報証明制度ができました。
この証明書(法定相続情報一覧図)は無料で何通でも発行してもらうことができ、いちいち謄本を提出する必要がなくなります。

先週の記事で触れたように不動産(土地)の登記を行わない人が多いので、「こういう便利なものも使えるから、法務局に行って登記もしましょうね」というのがねらいのようです。

登記申請と一緒にはできない

法定相続情報取得の申出と登記申請は別の手続きなので、謄本が2組ないと同時に申請はできません。
登記申請すると完了まで1週間かかりますし、どうせなら登記申請に一覧図を使いたいので今日は法定相続情報一覧図の申請だけをしてきました。
申出書・一覧図の雛形や記入例は法務局のサイトにあったので、申請自体は問題なくできました。

昨日(8/14)の朝申請して、8/17の朝に一覧図を受け取れるということでした。
数少ないネット上の情報では「翌日もらえた」とあったので少し食い下がってみましたが、「明日は無理です」とつれない返事。
お盆ということで職員の方も少なそうでしたので、それも関係しているのかもしれません。

翌日でも3日後でも、申請だけで2度法務局に行く必要があることには変わりありません。
せっかく便利な制度をつくってくれたのに、ちょっと残念なところです。
数時間でつくってくれれば、同じ日に登記申請もできて法務局に行く回数を減らせます。

数時間で確認するのは無理というのはわからなくもないので、せめて不動産の登記申請をすると登記完了と一緒に(ついでに)一覧図をつくってくれればと思います。(登記申請書に「一覧図の作成・発行を希望する」と記載して一緒に申請するイメージ)

一覧図は相続税の申告には使えない?

できたばかりの制度なので金融機関でも対応していないところがあるという噂です。
また、相続税の申告には今のところ使えないようです。(未確認ですが)
民間の金融機関で使えるのに役所で使えないとは!!

何はともあれ、一覧図を受け取って使ってみて、また感想等を書きたいと思います。


画竜点睛
必要な戸籍謄本を集める手間は変わりませんが、戸籍の束を持ち歩いたり(時には郵送したり)しなくてよくなるのは魅力です。
積極的に使ってみたいと思います。

今週は相続ネタオンリーかも・・・。

いよいよ相続関係の手続きを行います

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仕事の方はお盆休みに入っています。
休みに入る前から少しリズムが崩れ、更新が少なくなっていました。
一因としてはお盆休みでやろうと思っていた相続関係の手続きの準備がありました。

お盆休みはまたとないチャンス

言わずもがなですが、役所や金融機関は平日日中しか手続きができないので、普段は休みを取ったりフレックスを使わないと行くことができません。
お盆期間は開いているので、当初からこの時期にすべて終わらせようと思っていました。

また、この時期に実家に来る兄(法定相続人)から謄本等や印をもらえば、必要な書類がすべて揃うという理由もありました。
遺産分割協議書はどうにか作って、印をもらえました。
(全部母が相続するということで合意はしていたので、すんなりです)

お盆休み中にしようと思っていること

今回の自分の相続の場合、大きく分けると不動産の登記手続き、金融機関の名義変更、相続税の申告の3つを行う必要があります。
そして、以下の順番で相続関係の手続きをしようと思っています。

①法定相続情報一覧図の申出、取得(法務局)
②不動産の登記変更手続き(法務局)
③金融機関の名義変更(口座のある銀行等)
相続税の申告(税務署)

登記や金融機関の名義変更には被相続人の生まれてから亡くなるまでの戸籍謄本が必要とされています。
謄本は手続きが済めば返してくれるようですが、持って行くのも大変ですし時間がかかることもあります。
この手間を軽減させるため、「法定相続情報証明制度」という制度が今年できました。
まだ情報が少なくて不安もありますが、この制度を使って手続きを進めようと思っています。

肝心の相続税の申告書は、まだ出来上がっていません。
ただ必要な書類は揃えたので、ここ数日で申告書を作成して添付書類も揃えて、少なくとも休み中に一度税務署に相談に行きたいと思っています。
そのまますぐ提出できればベストなのですが。


画竜点睛
やったことのない手続きを調べて準備するのは大変です。
不備があると手続きできない、と思うと調べる時間がどんどんかかります。

雑誌の記事を3つ紹介します

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火曜日(のはずが睡魔に負けて水曜日)恒例?の書評ネタ、今回は短く3つの記事を紹介します。

誰でも「お金持ち」になれる?

「サンキュ!」9月号の「お金持ち」入門という記事。
「お金持ち」かどうかは心の持ちようであり、いくら貯まったかより何に使うかが大切、という主張には共感できます。
ただ、実例として紹介されている3人が、なんかしっくりきません。主婦向けだから?

あらゆる節約の方法を紹介

「LDK」9月号の「お金が貯まる!暮らしのルール100」という記事。

いきなり「貯まる冷蔵庫に変えましょう」と題して冷蔵庫の使い方が載ってるのはおったまげー!
自分は節約記事の有効性には懐疑的ですが、ここまで色々とりあげてるとあっぱれな感じがします。

登記されない土地の問題

最後は「週刊エコノミスト」8月15日・22日合併号の「みんな土地で困っている」です。

また資産運用から逸れてしまいますが、近く相続登記を控えている身として気になる記事でした。
所有者が亡くなっても相続人が登記しない土地について原因から現在・将来の問題点までわかりやすく深く書かれています。

記事の中で「漢方のように少しずつ改めていくしか」と大学の先生が言ってますが、それでは百年河清を待つ感じです。
土地は私有が認められているとはいえ公共財的な要素もあるのですから、登記制度(登記は義務ではない)や固定資産税の在り方を含め抜本的に見直し、少なくとも「誰が持ち主かわからなくて周りのみんなが困っている」という状況の土地はすぐに解決できるようにすべきではないでしょうか?

蛇足

3つの記事を1度に紹介するんじゃなくて、1つずつ3日に分けて書いてブログを毎日更新したほうがいいんでしょうね。
なかなかそうもいかなくて。