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コインチェックは何を盗られた?

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少し気持ちが回復してきました。
「なんかダメです」と弱音を吐いた記事にスターを頂くのは、嬉しさというより有り難さを感じました。
感謝です。

インチェックは何を盗られた?

週末、コインチェックへの不正アクセス事件が大きなニュースになっていました。
自分は仮想通貨での投資はしておらず勧めてもいませんが、さすがにこれだけニュースになると気になります。

そんな中妻から発せられたのが
「結局何を盗られたの?」
という言葉でした。

記事は「仮想通貨『ネム』が不正アクセスによって流出した」といった感じで書かれていますが、「仮想」のものを盗むって難しそう、というか想像しにくいです。
そこで、仮想通貨を知らない人に今回の事件をわかりやすく説明する方法を考えてみました。

リアル銀行と比べながら解説すると・・・

私たちは街にある銀行で口座をつくってお金を預けています。
そして、そこからお金を引き出したり、他の口座に送金(振込)したりもできます。
引出や送金には暗証番号やパスワード(ネットバンキングの場合)が必要です。
日本円のほか、USドルやユーロの口座をつくることもできます。

インチェックのような仮想通貨の取引所は、仮想通貨を扱う銀行と考えればよいと思います。
ネム」の他にも有名な「ビットコイン」など、コインチェックでは13の仮想通貨の口座をつくれるそうです。

今回の事件では、コインチェックで口座を持っている全てのデータ、すなわち
・誰がどれだけのネムを持っているか
・送金等に使うパスワード(「電子鍵」と言うらしいです)
が盗られてしまったようです。

リアル銀行・リアル通貨では起こっていない

リアルな通貨でも、コンピュータウイルスやフィッシングによって利用者からパスワード等の情報を盗み取り不正送金する、という事件はあります。
ただ、データ管理している銀行からデータが盗まれたという事件は、調べた限りでは見つかりませんでした。

さすがにこの辺りはリアル銀行の方は厳しく管理されているということなのでしょう。
仮想通貨の方もお店(取引所)による違いはあるでしょうし、今回の事件を契機に整備されていくのでしょうけれど。

画竜点睛

インチェックは、パスワードも含んだお客さんの口座データを盗られてしまった。