楽しく堅実に資産を増やしたい

投資初心者に堅実な投資の情報を整理していきます

落語イッセキ入魂!~笑って学ぶ資産運用~を視聴して

 f:id:fp-uta:20170704235151j:plain

三連休前後に海外に住む旧友と会ったり、三連休は妻の
実家に行ったりで生活リズムが乱れ、「火曜日更新」の
予定が遅れてしまいました。

週刊ダイヤモンドはちょっと残念・・・

週刊ダイヤモンド7月22日号の記事(あなたのおカネの
味方はどっち!? 金融庁vs銀行)をネタにしようかと
思いましたが、正直いまいちでした。

金融庁の次期長官人事とか、野次馬的には面白いですが
一投資家として役に立つ情報は少なかった印象です。
おすすめ投信も70本は多すぎです。

「落語イッセキ入魂!~笑って学ぶ資産運用~」を視聴

日曜日に放映されたBSジャパンの番組です。
若手落語家が投資信託やNISAの講義を受け、それを
落語にする、という番組でした。

最近はすっかりご無沙汰ですが、落語好きです。
わかりにくい資産運用に関する知識を面白噺にできるのは
いいかも、と思い録画して見ました。

投資信託とNISAの紹介する噺を熱演した2人の
がんばりはとても伝わってきました。
話題が話題なので爆笑の連続、とはいきませんでしたし、
十分な知識が得られるわけでもありませんが。

狙いは何だろう、と思いましたが、提供はニッセイ
アセットマネジメントなので、少しでも投資に興味を持って
もらいたいということのようでした。
サイトを覗いたら落語が動画で見られるようです。なるほど。
秋に第2弾が放送されるようなので、また期待します。

蛇足

自分も「笑って楽しむ資産運用」を実践したいものです。
間違っても「笑うしかない」とならないよう・・・。

相続税の申告 その4~不動産の登記簿謄本

f:id:fp-uta:20170627222903j:plain

相続税申告書の作成はあまり進んでいません。
不動産関係の基礎資料がまだ入手できておらず
今週まずは法務局に行ってきます。

父が保有していた不動産

父は下記の不動産を保有していました。
①都内の自宅が建つ土地の借地権
②都内の自宅家屋
③北海道の土地(家屋はなし)

③は父の父(私の祖父)が不動産会社に勤めて
いた関係で、別荘地の土地を入手し、建物を
建てないまま現在に至っているものです。

登記簿は「登記ねっと」で入手できます

申告と登記の変更を行う必要がありますが、
まずは現状を確認するため登記事項証明書(登記簿謄本)
を入手しようと思いました。

登記簿謄本は法務省の「登記ねっと」を使えば
管轄の法務局に行かなくても取得できます。
登記・供託オンライン申請システム 登記ねっと 供託ねっと

初回にIDの登録が必要(無料)ですが、誰でも
簡単に登録できます。
③の北海道の土地の謄本はこれですぐに入手できました。

入手には地番や家屋番号が必要

①②も同様に・・・と思ったのですが、②の家屋番号が
わかりませんでした。
登記ねっとは便利なのですが、土地なら地番(住居表示
とは異なる)や家屋番号がわからないと入手できません。

謄本を入手できないと、その土地・家屋の所有者が誰
なのかはわからないので、地番や家屋番号が合っている
確信がないと、不要な(他人の家の)謄本をとることに
なりかねません。
(正直、北海道の土地も少し不安がありました)

家屋番号は固定資産税の納税通知書と一緒に届く、
評価明細書に記載されているのですが、なくなって
しまったんです・・・。

仕方ないので、今週法務局に行ってきます。
申告そのものには固定資産評価証明書が必要なので
こちらも近いうちに入手しないとです。

画竜点睛

土地の地番や家屋番号のわかる資料は確実に
保管しておきましょう・・・。

住宅ローンは高利回りの安定運用

f:id:fp-uta:20170707021452j:plain

スターは励みになります!

前回の記事に、スターを頂きました。
そのほかの記事にもいくつか。
読者のほとんどいないブログなので、とても嬉しいです。
特に前回は、詳しくない借金の記事しかネタがなく、
苦しみながら書いたので尚更です。

住宅ローンは高利回りの安定運用

本題に入ります。
前回、「お金を借りることには慎重であるべき」と
書きましたが、自分も住宅ローンだけは借りてます。

自分としては、資産運用の一環です。
金利と住宅ローン減税のおかげで、定期預金以上の
“利息”が得られるからです。

住宅ローン減税とは?

住宅ローン減税とは、住宅ローンを借りた場合に、借りた
年から10年間、年末残高の1%分の所得税が還付されると
いうものです。

消費税を払って住宅を購入した場合は残高4000万円(還付
額40万円)、払わなかった場合(個人から中古住宅を購入
した場合等)は残高2000万円(還付額20万円)が上限です。

今の住宅ローン金利は?

それでは、今住宅ローンの金利は何%くらいなのでしょう?
・・・比較サイトがたくさんあります。
価格.com - 住宅ローンの金利を比較|2017年7月最新金利
(価格コムってこんなものまで載ってるんですね…)

変動金利なら最も低い銀行では0.5%を切っており、平均でも
0.6~0.7%程度です。
固定金利でも「当初10年固定」タイプは1%未満で借りら
れる銀行がたくさんあります。

10年間で全額返済できればトータルでプラス

借入後10年間は、ざっくり言えば
 ローン残高×(1%-ローン利率)
の分だけプラスになります。

住宅ローン減税の適用は借入後10年間だけなので、10年後に
全額を繰上返済できれば、還付額が支払った利息の額を
上回ることになります。

注意点

住宅ローン減税は要件(床面積や中古の場合は築年数等)を
満たさないと適用されないので、借りる前に確認が必要です。
また、所得税(・住民税)の還付となるので、そもそも自分
の納税額が少なければ、還付額が1%を下回ってしまうこと
もありえます。

住宅ローンを借りる際は手数料や保証料がかかることもある
るので、実質的に利率が何%になるのかも把握しておく必要
がありますし、繰上返済の条件も確認しておいたほうがよい
でしょう。

当然ですが、変動金利で借りた場合は将来利率が上がって
1%を上回ってしまうリスクがあります。
そうなったときどうするかもよく考えておく必要があります。
仮にそうなった(運用ではなく単なる借金になってしまった)
場合でも無理なく返せるよう、身の丈にあった借入額に
留めておくのが無難です。

住宅購入は一生に1度~せいぜい数度の大きな買い物です。
自分や家族が満足できる、幸せになれる住宅を選んで購入
するのが一番大事だということは忘れてはいけません。

画竜点睛

住宅ローン減税の利用で安全に高利回りが期待できます。
購入時に余裕があっても、適用上限額を少し超えるだけ
お金を借りておいたほうがお得です。

東洋経済「新・借金地獄」を読んで

f:id:fp-uta:20170704235151j:plain

毎週火曜に書評記事を書くと宣言しましたが、
ひと眠りしたので水曜日になってしまいました。
今日は週刊東洋経済の「新・借金地獄」という
記事について書きます。
store.toyokeizai.net

借金にまつわる問題点を指摘

銀行のカードローン、奨学金、学生ローン、住宅
ローン等、現代日本の借金事情を幅広く取り上げ
問題点を指摘しています。
借金は縁がないに越したことはありませんが、
「いつの間にか」ということもありえます。
自分への警告として目を通す価値はあるかと思います。

銀行カードローンの~
銀行が傘下の“サラ金”を利用してカードローンで
収益を伸ばしているのは、あちこちで報じられてい
るところです。
銀行が自らの収益優先で個人を泣かせる構図は、
手数料の高い投資信託を優先的に売っているのと
同様で、銀行への不信感を抱かせます。

銀行は爽やかな芸能人をローンのCMに使うな!

参考に銀行のカードローン利率を載せようかと思い
ましたが、ネット銀行も含め大差はなく、利用を
勧めているようにも見えるのでやめました。

ちなみに、3メガバンクのカードローンのCMには
以下の芸能人が起用されています。
 三菱東京UFJ阿部寛
 みずほ=福士蒼汰
 三井住友=吉高由里子
いずれも「借りても大丈夫そう」と思わせる雰囲気
をお持ちです。
さすがメガバンクというところですが、個人が借金
地獄に落ちる危険性を高めているとも言えます。

(3人とも名前は知っていましたが、阿部さん以外
ググらないと誰だかわかりませんでした・・・)

クレジットカードの「リボ払い」に注意

話を記事に戻します。
リボ払いは実質借金なので要注意という記事も載っていました。
自分はだいぶ前からファミマTカードを持っている
のですが、あるときリボ払いに変更されていたことがありました。
すぐ気付いて毎月全額支払いに変え、利息の支払は
最小限に抑えました。

改めてファミマTカードのサイトを見ると、初期設定
がリボ払いなのを売りにしているんですね。
年会費無料でTポイントがたまる便利なカードですが、
注意が必要です。

画竜点睛

借金をしないことは、運用で儲けるより確実に資産の
増加に寄与します。
形式や目的に関わらずお金を借りることには慎重で
あるべきで、借りないに越したことはありません。

相続税の申告 その3~「相続税の申告のしかた」はかなり使える

f:id:fp-uta:20170627222903j:plain

◎申告書を書き始めました
 先週休みの取れた日があったので、以前紹介した
日本税務研究センター図書室に行って実際に相続税
申告書の作成を始めました。

 まだ必要書類(基礎資料)が揃っていませんが、
そもそも何が必要か分かっていない部分もあるので
調べながら書いていこうと思った次第です。

◎税務署の「相続税の申告のしかた」は結構使える
 図書室にあった分厚い本を見ながら書き始めまし
たが、結局よく見たのは記入例が書かれたページ
でした。
 記入例は税務署で申告書用紙と一緒にもらえる
相続税の申告のしかた」にも書かれていて、最後
の方はそちらばかり見ていました。
 
 専門的な本から新たな知識はほとんど得られませ
んでした。(集中して申告書の作成にとりかかれた
という意味では、行った甲斐はありましたが)
 
◎申告書は第1表からは書けない
 進捗も少し書いておきます。
 相続税の申告書は第1表から書いていくことはで
きません。これも「申告のしかた」に書かれていま
す(P.49)。
 自分の場合、まず第11表に相続財産の明細を書い
ていきましたが、土地の評価を行っていないことも
あり、金額はまだ空欄だらけです。
 第11表は第15表の区分の順に書いていくと、後の
作業がスムーズにできそうです。
 次に第13表に債務と葬式費用の明細も書いていき
ましたが、亡くなってから払う固定資産税や住民税
もこちらに記入します。
 準確定申告で所得税を納めた場合もこちらに記入
するそうですが、還付の場合がどうかははっきりと
わかりませんでした。第11表に入れて、税務署に確
認しようと思います。

 自分の場合は、この後第1表と並行して第5表を
作成する必要があることもわかりました。

◎画竜点睛
 「相続税の申告のしかた」はかなり使えます。
 書けるところから書いていくと、あと何が必要か
見えてきます。

貯まらない人はお金の"基礎代謝"が高い

f:id:fp-uta:20170707021452j:plain

前回の記事で「お金の貯まりやすさは体質のようなもの」と書きました。
今回は、「太りにくい体質」と比較しながら書いていきたいと思います。

◎体重(脂肪)が増える理由
 体重の増減は摂取カロリーと消費カロリーの差で決まります。
  体重の増加量=摂取カロリー-消費カロリー
 ただ、消費カロリーには生きているだけで消費する基礎代謝と、運動などで消費する
 エネルギーがあります。
  体重の増加量=摂取カロリー-(基礎代謝+運動エネルギー)
 同じものを食べ、同じ運動をしていても太る人と太らない人がいるのは、
 基礎代謝に差があるからです。

◎貯蓄が増える理由
 貯蓄も同じように表すと
  貯蓄額=収入-(生活費+楽しみに使うお金)
 となります。

 体重は増えてほしくないもの、貯蓄は増えてほしいものという違いはありますが、
 式はよくにています。
 基礎代謝と生活費は意識して変えるのが難しいという点もよく似ています。

◎お金が貯まらない人=お金の"基礎代謝"が高い人
 基礎代謝の高い人というのは、俗に言う「何を食べても太らない人」のことです。
 貯蓄に置き換えて考えると、生活費の多い人はお金の"基礎代謝"が高くて、本人は無駄遣い
 しているつもりがなくても、なかなかお金が貯まらない人です。

 「生活費はこれ以上減らせない」「収入がこれ以上減ったら生活できない」と知り合いから
 言われたことがありますが、傍から見ると節約の余地はいくらでもあるように見えました。
 しかし、本人はそうは思っていない(思えない)ので、減らしようがないのです。
 まさに、「基礎代謝が高い」としか言いようがありません。

 言い換えれば、「収入の割に高い生活水準を求めている」ということでしょうか。
 そういう人に、無自覚に出費している部分の節約を説いても効果は期待できません。

◎お金を貯められない人こそ積立投資
 筋肉は脂肪よりエネルギーを消費するので、筋トレをすると基礎代謝が上がるそうです。
 基礎代謝は少しずつ増やすことができるのです。
 お金の基礎代謝も意識を変えることで可能です。
 ただ、ライフステージの中で支出が極端に多い時期(子供が私立に入学した)とか、
 収入が激減したとき(仕事をやめた)でないと、難しいのではないかと思います。

 そういう人は、毎月一定額を積立投資することで、強制的に支出できないようにすることが
 有効ではないかと思います。
 今年大幅に加入対象が拡大された確定拠出年金(DC)や、来年スタートする積立NISA
 を利用すれば、税制上の恩恵を受けながら長期的な投資が可能になります。

◎蛇足
 自分は体の基礎代謝もお金の基礎代謝も低めのようです。
 体重は最近減りつつありますが、それでもBMIは25を超えています。
 貯蓄は、それほど意識しなくてもコンスタントに増え続けています。

お金を貯めるための記事を読んで感じたこと

f:id:fp-uta:20170704235151j:plain

◎火曜日は資産運用に関する雑誌記事を紹介します!
 どうも最近資産運用に関する記事が少なくて「看板に偽りあり」になりつつある
 ことに気づきました。
 そこで、火曜日は資産運用に関する雑誌記事を紹介することにします。
 資産運用やマネー関連記事はあちこちに載っていますし、そういうのを読んで
 勉強するために楽天マガジンも使えるようにしたわけですし。
 資産運用関連の記事をもう1回と、相続関連等その他の記事で週3回の更新を
 当面の目標にします。

◎サンキュ!8月号「お金が貯まる使い方 全然!貯まらない使い方」
 「主婦の毎日の生活をHAPPYに!センス良く暮らしを楽しむ読者モデル発の情報が
 大人気の生活マガジン」サンキュ!8月号の記事です。
 お金の使い方によって貯める力が変わってくるということで、貯まる人の習慣が
 あれこれ紹介されています。

 つい使ってしまって貯金ができない人のための記事はよく見かけます。
 この記事は単純に「使うな」というのではなく、よい使い方をすることで
 貯金もできるようになるというスタンスで書かれています。

 自分は以前、貯金もせずどんどんお金を使っている会社の後輩を見て「おいおい」と
 思いつつ、少し羨ましい気持ちもあり、「少しは貯金しろ」とは言いませんでした。
 お金を何にどれだけ使うかは、個人の楽しみ、もっと言えば幸せに直結しており
 貯金のためにそれを変えては本末転倒では、と思います。
 (そんなこと言ってたら雑誌を発行できないのかもしれませんが)

日経WOMAN7月号「1000万円貯まる!生活」
 こちらは使い方ではなく貯めるための工夫(口座、カード、レシート等)がたくさん
 紹介されています。(500円玉貯金まで紹介しているのはどうかと思いますが…)
 自分に合った方法を見つけて少しずつ実践していくためには参考になる記事です。

◎貯まるかどうかは"体質"に近い
 自分は、お金の貯まりやすさは体質のようなもので、貯金ができない人にできる人の
 習慣を紹介してもあまり意味がないと思っています。
 ただ、資産運用するための前提として、元手をどうやって確保するかはもちろん
 重要です。次回改めて書きたいと思います。

◎画竜点睛
 お金は自分の使いたいことに使いましょう。
 「貯まる人は貯まる」ものなので「貯めるテク」を真似しても貯まるかは疑問。