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信託博物館に行きました

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今日はイメージ写真ではありません!

東京駅丸の内口前は工事が続いていますが、だいぶ広場ができていました。
左端が新丸ビルで、右端に東京駅の駅舎が少し写っています。

左から2番目のビルは、三菱東京UFJ信託銀行本店ビルで、下の方が茶色いのは文化財だった日本工業倶楽部会館の一部を再現しているためです。
ここの1階にある、信託博物館に行ってきました。

信託博物館とは?

以前紹介した「捨てられる銀行2 非産運用」に書かれていて知りましたが、三菱東京UFJ信託銀行が運営する博物館で、主に信託の歴史を展示しています。

信託と言いうるものは古くからあちこちで見られるが、現代に連なるものとしては中世イギリスが発祥で、これがアメリカにも持ち込まれて発展し、明治期に日本にも輸入されたそうです。
最初の頃は法で定められた長子以外に財産を相続させるために使われたことも多かったそうで、現代の家族信託に通じるものがあります。

展示は親切なのですが、正直、現代に近づくにつれて内容はよくわからなくなってしまいました。
信託の仕組みが複雑化したためかなと思いますが、それだけ使い勝手がいい(応用範囲が広い)のでしょう。

自由と責任

見ていて感じたことは、信託は財産の管理・運用(に関わる何か)を自由に行いたいから発展してきたのでは、ということでした。

自由には責任が伴います。
そこから、昨今話題になっている(?)フィデーシャリーデューティーという考え方につながっているのかなと思いました。

受託者だけではなく委託者にも責任は伴うはずなので、それは改めて考えてみます。

画竜点睛

信託の歴史から、フィデーシャリーデューティーや投資家の責任に思いを馳せてみました。
入館無料の立派な博物館をつくってくださった三菱UFJ信託銀行さんに感謝。