「ルポ 税金地獄」を読んで 自分のことも考えた
○本の内容について
タワーマンションを利用した節税、ふるさと納税や固定資産税の問題点など、税金関係で運用にも
関わってくることを詳しく知りたい、と思ってルポ 税金地獄(文春新書 朝日新聞経済部)という 本を読みました。
その期待には応えてくれましたが、全体としては「ちょっとジャンルが違ったかな」という印象です。「政治」とか「社会」の棚がしっくりきます。
朝日新聞だから当然ですが、徹底して社会的弱者の側に立って「この税金(税制)おかしいんじゃない?」と"主張"し続けています。
取材やデータに基づいて書かれているものの、主張が前面に出すぎて途中からは疑いの目で読んでしまいました。
熱い気持ちを文章にこめるのは大切なことだと思いますが、主張しすぎると逆効果になることもあるんだ、という意味でとても勉強になりました。
○誰のために
(まだ)ほとんど読者のいないこのブログですが、一応他人に読まれることを想定して書いています。そういうとき自分は、「資産家ではないけれど、貯金はある」人を思い浮かべています。
朝日新聞は主に「貯金なんてできない」という人に目を向けていて、自分のスタンスはこれでいいんだろうか?と思うこともあります。
しかし、昨日発表された総務省の「家計調査報告」によると1世帯あたりの平均貯蓄額は1820万円、中央値でも1064万円だそうなので、自分が役に立ちたいと思っている人たちは決して一握りのお金持ちではない、と少し安心しました。
○このブログは何のために
ついでに、このブログを何のために書いているかも記しておきたいと思います。
最初の記事にも書きましたが、自分は今はFP1級をとりかけのただの会社員ですが、いつか独立系ファイナンシャルプランナー(FP)になりたいと思っています。
本当にFPになるために、少しずつでも出来ることをしていこう、と思って始めたのがこのブログです。士業の人ってみんなブログとかメルマガとかやってるイメージがあったので、なってから始めるんじゃ出遅れてしまうよな、と思いまして。
文章を書くことに苦手意識はないのですが、書いてみると難しいですね。まず自分の伝えたいことを文字にするだけでも大変で、さらにわかりやすく、面白くと思いますが、全然出来てません。恥ずかしいから過去の記事は読み返せませんし、将来読んだら顔から火を吹くと思います。まあそれが実感できただけでも、始めた甲斐がありました。
それと、資産運用に関する本を読んでもっと勉強する必要があります。実践は多少してきたつもりなので、理論を特に。そうして読んだ本についてこうしてブログでも記事にしていきます。
新書だけでなく分厚い本も買ってあるんですけど、全然読んでません。でも、いつか必ず読んでこのブログにも書評を載せたい(載せます)。
記事の内容だけではなくて、ブログの「作法」も習得する必要があることはわかっています。テクニカルな部分も含め。
ただ、本格的にはFP1級の実技試験が終わってからにさせてください・・・。試験まで1か月を切り、時々サボっちゃう日はありますが、早起きして勉強の日々は続いてます。