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週刊現代「老後マネー 「逆転の発想」」を読んで

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久しぶりに週刊紙の記事紹介と感想です。

「不安をスッキリ解消 そんな方法があったのか!」
のサブタイトル通り、貯蓄を増やすのではない違った形での不安解消法を提案しています。

記事の要旨

テーマ、要点は下記の通りです。
①住宅ローンは繰上返済しない。死亡時に残っていれば団信で返せばよい
②年金は早くからもらい始め、楽しみのために使った方がよい
③70代になったらがん検診は受けなくてよい。
 異常が見つかると治療することになり、大して寿命は延びないのに大金がかかることがある。
④遺贈寄付をすると、家族がもめず、税金も安くなり、気分もいい。
⑤葬式は20万円でできるので、貯金は生きてるうちに使う。
⑥90代の先輩の言葉「カネのことはなんとかなる」

いずれも「老後のお金のことを過剰に心配せず、生きてるうちに楽しむことに使いましょう」という前向きな、楽観的な姿勢があって自分は共感できました。

住宅ローンを団信で返す

団信とは「団体信用生命保険」のことで、住宅ローンを組むとほとんどの場合加入を求められます。
保険料はローンの返済に含まれており、死亡時に住宅ローンが残っていると、この団信から保険金が支払われてローンがチャラになります。

自分も住宅ローンがあり団信に加入していますが、不慮の事故や病気にならなければ団信で返済することはないと思っています。
住宅ローン減税のなくなる11年目になったら全額繰上返済したいと思っています。

週刊現代の記事も一理ありますが、損か得かはいつ死ぬかにかかってきます。
生きている限りはローンの返済が続き、最終返済日まで生きていれば、団信での返済はできません。
繰上返済と比べ、利息を多く払うことになるからです。

結果がどうなるかは人それぞれですが、寿命がわからない以上、どちらかに“賭ける”ことになります。
リアルに想像はできませんが、繰上返済しないで団信での返済をアテにすると、長生きしたい気持ちが減って刹那的になってしまわないでしょうか?

画竜点睛

お金のことは過剰に心配せず、楽しく使って前向きに生きることが大事。