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相続税の申告 その14~申告書提出

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先週某日、母と一緒に税務署へ行って相続税申告書を提出しました。
そのときの様子と全体の振り返りです。

マイナンバーの確認書類が必要

税務署の窓口で申告書と添付書類を提出したところ、マイナンバーを確認できる書類の提示を求められました。
持って行っておらず出直しか?と思ったら申告書の控えがあるかと聞かれ、控えを見せたらOKとなりました。

たしかに税務署でもらった手引き(「相続税の申告のしかた」)にもマイナンバーを確認できる書類と本人確認書類(免許証等)が必要と書いてありました。
控えを見せてOKになった理由はよくわかりませんが、提出できてよかったです。

要望事項

自分で相続税の申告書の作成・提出をしてみて、改善してもらいたいことを2つ書いておきます。

「相続人」の意味を明確にしてほしい

必要書類を記載した文書等で「相続人の○○」「相続人全員の○○」のような表現をよく見かけますが、「法定相続人」のことなのか、「実際に財産を相続した人」のことなのかわからず悩むことがよくありました。
税務署にしても解説している税理士さんにしても、明確に書いてもらえるとありがたいです。

役所の情報は共有してほしい

不動産登記の手続きにも共通しますが、役所からもらった書類をたくさん添付する必要があり、そのためにいろんな役所に行きました。
ざっと挙げると
被相続人、法定相続人の本籍地の区役所(戸籍謄本)
被相続人、法定相続人の住所地の区役所(住民票、印鑑証明書)
・不動産を所有する場所の役所、都税事務所(固定資産評価証明書)
です。

国と自治体は違うし、その中でも部署が違えば・・・ということなのでしょうが、「役所は役所でしょ」というのがこちらの感覚です。
マイナンバーのような面倒なものを導入したのですから、少しは便利に使えるように(これらの役所を回らなくて済むように)考えてもらいたいものです。
役所に行く時間や費用(交通費、発行手数料)も馬鹿になりません。

このカテゴリー最後の記事になる?

申告書を提出し、税額は0なので納付手続きはありません。
完全に手続き終了です。
父の突然の死から8カ月、それなりの達成感があります。

今後このカテゴリーで記事が載るとしたら
①申告書の記載ミスや添付書類に不足があり、税務署から連絡があったとき
②税務調査の対象となったとき
のいずれかと思われます。

相続税の申告をした人のうち、約25%に税務調査が行われているそうです。
税理士に依頼しなかった場合は対象になりやすいという話もありますが、そもそも財産がそれほど多くないので対象にはならないのでは、と思っています。
(とは言え疑いを持たれたくないな、と思って慎重に作成しています)

調査が入るとしたら来年の秋でしょうか。
もし対象になれば、記事にしたいと思います。(それまでこのブログが続いていれば、ですが)

画竜点睛

ようやく相続税申告書を提出しました。
このカテゴリの記事が、自分で相続税の申告や相続登記を行う人のお役に少しでも立てばうれしいです。