金融サービスについても安さの理由とデメリットを考えてみる
昨日は、格安レンタカーが安い理由とそれによるリスクやデメリットを考えてみました。
fp-uta.hatenablog.jp
今日は、金融関係のサービスについても同様に考えてみます。
ネット銀行、ネット証券
メガバンクなど店舗のある銀行（以下、「普通の銀行」）と比べ、ネット銀行は預金金利が高く手数料は低かったりします。
ネット証券も店舗のある証券会社よりけた違いに手数料が低いです。
理由
普通の銀行、証券会社は一等地に店舗を構え、たくさんの人を雇っています。
ネット銀行・証券はこれらのコストがかからない分を、サービス向上に回すことができるからです。
デメリット
ネットでの操作がわからなかったり、サービス内容に疑問点があったりしても、すぐに聞くことができません。
しかし、普通の銀行や証券会社は店舗や自宅で直接社員の方と接してハイリスクな運用商品を勧められることもあるので、むしろメリットかもしれません。
無料のライフプラン作成
複数の保険会社の商品を取り扱っている保険代理店で、FP（ファイナンシャルプランナー）が無料でライフプランを作ってくれることがあります。
理由
いつ家計がピンチになる可能性があるかを示して保険に加入させる(保険を買わせる）方向に持って行きます。
複数の会社の商品を扱っているから中立というわけではありません。
保険に加入すれば、代理店には３０％前後の手数料が入ると言われているので、無料でライフプランを作成しても十分元が取れるのです。
デメリット
ライフプランを作成してもらったところまでで止めてしまえば（保険に入らなければ）よさそうですが、よっぽど強い意志がなければ難しいのではないでしょうか。
必要な保険に入れてよいという人もいるかもしれませんが、代理店には手数料を得るために保険に加入させようというインセンティブが働いています。
無駄な保険に入らされてしまうリスクの方が大きいのではないでしょうか。
画竜点睛
タダほど高いものはない。
