株安をきっかけにNISAのロールオーバーについて調べてみました
世界同時株安?
金曜朝のニュースでは世界同時株安か?と不安になりましたが、日本市場もNYも反発したそうでとりあえず一安心といったところでしょうか。
長期保有前提で投資していると、こういうニュースに一喜一憂して「売ろうかな」「買おうかな」と考えなくてよいのがメリットです。
しかし、今年は2014年にNISA口座で購入した投資信託(日本株、先進国株、新興国株)を売却する予定だったことを思い出しました。
株価が下がったタイミングで売りたくないのが人情なので、売らずにすむ方法を調べてみました。
NISAロールオーバー
非課税の期間を延長できる「ロールオーバー」という仕組みがあることは知っていましたが、今年のNISA枠はつみたてNISAで使ってしまっているので、自分は使えないと思っていました。
しかし、改めて調べてみると
5年間の非課税期間が満了したのちも翌年のNISA非課税投資枠へ移す(ロールオーバーする)ことで、さらに5年間非課税で保有することができます(SBI証券サイトより引用)
とのことです。
翌年、すなわち2019年のNISA枠を使うので自分も利用可能でした。
もちろん2019年の枠を使ってしまうので、今年行っているつみたてNISAでの新興国株式購入はできなくなってしまいますが。
また、来年のNISA枠の上限は120万円ですが、ロールオーバーする分の時価が120万円を超えていても、全額ロールオーバーできるそうです。
自分は2014年はNISA枠で約100万円(当時の上限)投資しましたが、昨日時点の時価は約140万円になっています!
優遇をたくさん受けられることになるので、心が動きます。
課税口座へ移管する
ロールオーバーの手続きをとらずに2014年に購入した株式・投資信託等を何もせず保有したままにしておくと、2019年初めに課税口座(特定口座・一般口座等普通の証券口座)に移されてしまいます。
取得価格は今年末の価格となり、来年以降売買して利益が出れば、課税されます。
自分の場合、年末時点も価格が140万円だとすると、140万ー100万=40万円には課税されないということなんですね。
これはこれで悪くないかもしれません。
そもそもなぜ売却するつもりだったのか
自分の金融資産全体を見て、株の比率がちょっと高いから下げようと思ったのが、2014年NISA購入分を売却しようと思った理由でした。
最近サボり気味でしたが、9月末残高はきちんと確認してもう1度どうするかよく考えてみます。
ロールオーバーは書面で手続きが必要
ロールオーバーを行うためには書面で手続きを行う必要があり、自分が利用しているSBI証券の場合、12月7日までに送る必要があるそうです。
年内に決めればよい、と思っていると期限を過ぎてしまうので注意が必要です。
(ロールオーバーのルールを含め、詳細は証券会社のサイトで確認することをお勧めします)
蛇足
「ロールオーバー」と聞くと、この動画を思い出します。
上の子が2~3歳の頃でしょうか、よく一緒に見ました。
www.youtube.com