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貯金があれば無駄な保険に入らずにいられる

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昨日の続きといいますか、書き忘れたことを書いておきます。
昨日の記事はこちら
fp-uta.hatenablog.jp

保険のプロによる本

著者の後田さんは、保険会社、代理店に長年勤めていた保険のプロです。
そんな人が保険商品の設計者の話も聞きながら書いた本なので、非常に詳しく説得力があります。

後田さんの他に、保険のプロによる保険に懐疑的な本としては「生命保険のカラクリ」があります。
ちょっと古いですが、こちらも良い本です。

貯金があるから保険に入らずにいられる

先週の記事(保険は要らないと思った理由 - 資産運用を楽しむブログ)でも書きましたが、自分が冷静に考えて保険を最低限に出来たのは、貯金があったからだと思います。
お金に「教育用」「住宅用」「老後用」などと色をつけずに、「貯金」として持っていれば不意の出費にも備えられ、保険も最低限にできます。

すなわち、
 貯金がある→不意の出費にも充てられる→保険に入らなくてすむ
という循環です。
貯金の一部を投資で増やせれば、さらに好循環になります。

貯金ができないと
 貯金がない→不意の出費に備えがなく不安→保険に入って不安を解消
となってしまいます。

一応断っておきますが、自分に万一のことがあっても残された妻子がずっと生活できるほど貯金を、という意味ではありません。
このあたりが人それぞれなのでしょうが、「ある程度」の貯金があれば当座をしのぎ、その後の生活を構築できるだろうと考えています。

なぜ少数派なのか

きちんと聞いたわけではありませんが、周りの人の話を聞いていると“ちゃんと”生命保険や医療保険に入っている人が大多数で、自分のように「共済にちょろっと入っているだけ」というのは少数派のように思えます。
中には2つも3つも保険に入っている人もいるようですし。
後田さんと同じ論調の書籍もあまり見かけません。
なぜなのか、少し推察してみました。(憶測の域を出ませんが)

営業力が強いから

まず思いつくのはこれです。
巨大な生命保険会社がいくつもあり、極めて多くのセールスレディーが存在していることが大きいのではないかと思います。

ショックを和らげる効果

生命保険・医療保険は死亡や病気・怪我によって給付がなされます。
死亡や病気・怪我は、当然のことながら本人や家族にとって精神的に大きなショックを与えます。
ショックを受けているときに同じ原因によりお金がもらえる、ということでショックを和らげられているように思います。
「入院することになっちゃったけど、医療保険からお金もらえた」という感じで。
経済合理性があるかどうか(支払った保険料以上に給付があったか)はともかく、貯金では味わえない気持ちを得られるということはあるのでしょう。

蛇足

無駄な保険に入らず浮いたお金を、生きるために使おうと思います。
今年は初めて、人間ドックを受けてみようと思っています。