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「「保険のプロ」が生命保険に入らないもっともな理由」を読んで

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保険加入をどうするか考えるために必読の本

先日書きましたが、自分は保険(生命保険、医療保険)が嫌いで最低限しか入っていません。
しかし、保険商品に無駄なものが多い(入るだけの合理性に乏しい)ことを書いた本は少ないと感じています。
去年出たこの本は、貴重な本です。

保険とはどのように付き合うべきものか、既存商品の何がまずいのか等が対話形式でわかりやすく書かれています。
いきなり「保険は1万円預けると2000円~6000円超の手数料が引かれるATMのようなもの」とショッキングな形で手数料の高さを指摘しています。
そして、公的な医療保険が充実していることも挙げ、冷静に考えることを呼び掛け、その流れで本書は進んでいきます。

もっともだと思うことばかりでしたが、強く共感したところは
・手頃な保険料で大きな保障を得るという保険ならではのメリットは、掛け捨て保険にある。(第2章)
保険ショップに限らず、営業担当者や代理店と消費者は「利益相反の関係」。(第3章)
といったところです。

お薦め商品の紹介も

全ての保険商品を否定しているわけではなく、第6章では検討に値する商品も挙げられています。
「重大性」と「緊急性」の2点で判断する、というのは正直自分にはピンときませんでしたが、判断軸をはっきりさせることは大切だと思います。

蛇足

5刷が決まったそうで、売れているようです。
今入っている保険に疑問を持っている人は多いということでしょうか。