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週刊エコノミスト「AIに負けない!凄い税理士・会計士」を読んで

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今日は週刊エコノミストの特集について。
週刊エコノミスト2017年11月28日号「AIに負けない!凄い税理士・会計士」

経理人材は不要になる?

イギリスの論文で10年後になくなる仕事の1つに「簿記、会計、監査の事務員」が挙げられている、というのは以前どこかで目にして、会社で経理の経験もあるので気になっていました。
気になっていたというより「全部なくすのは無理でしょ」と思っていたという方が正確です。
たしかに単純作業は多いですが、判断を必要とすることも多いからです。

例えば、同じものを買っても違う勘定科目を用いなければならない可能性があります。
そういった判断を人間ができるのか?
自分は今までの発想なら「人間にしかできない」と思いますが、人間だって何らかの基準があって判断しているのですから、それをAIが取り込んでいけば可能なのかもしれません。

クラウド型会計ソフトの普及

AIが経理業務を行って経理に関わる人が大幅に減るのはやや先の話ですが、クラウド型会計ソフトは既に急速に広まりつつあるのだそうです。
そして、既存の会計ソフト大手・TKCがこれに警戒感を強めているのだとか。
約1万人もの税理士が会員になっている「TKC全国会」は、クラウド型会計ソフトの広告に協力する税理士は退会とする規約を定めたのだそうです。
縁がなかったので全く知りませんでしたが、そんなことになっていたとは驚きでした。

記事の中でクラウド型会計ソフトは、「帳簿のつけ方が雑」「走りながら改善している」「上場企業ではまだまだ使い物にならない」といった見方もされています。
経理社員としては想像できるところですが、便利なら改善されてどんどん広まっていくだろうとは思います。

まだ僅かのようですが、上場企業でクラウド型会計ソフトを使うところも出てきているのだそうです。
投資家としては注意が必要・・・なのか?
会計士の監査を受けているのだから関係ないような気がします。
というより、会計士の監査の方法こそ変化を問われることになるのでしょう。

蛇足

自分もFPとして仕事するようになったら、使うことになるのかも。