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アクティブ型のバランスファンド

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昨日の続きです。
fp-uta.hatenablog.jp

筆者は、結論として世界全体に投資するアクティブ型のバランスファンドを推奨しているので、これについて考察します。

アクティブかパッシブ(インデックス)か

同じ投資信託とはいえ、アクティブ派とインデックス派には大きな違いがあります。
株価を予想できると考えているかどうかです。

筆者はアクティブファンドを運用しているセゾン投信の社長ですから、当然株価の上昇を予想できると考えています。
実際好成績を挙げているので、現状で頭から否定はできません。
ただ、筆者も認めているとおりアクティブファンドの半数以上はインデックスに負けています。
今後もインデックスに勝ち続けられるのか-もちろん手数料を差し引いた実質リターンベースで-をよく考える必要があります。

バランス型(セットメニュー)か単品か

筆者はバランスファンドを勧め、インデックスは「リバランスの難しい上級者向け」「ポートフォリオをつくるためのパーツ」としています。
たしかにバランスファンドは1つのファンドを購入するだけでいくつもの資産(株式、債券、物によっては土地など)に投資ができ、リバランスもやってくれます。

しかし、マックのハッピーセットユニクロの靴下と違い、セットでの割引はなく、むしろ手数料は高くなります。
しょっちゅう売り買いしない前提の長期投資であれば、手数料に拘って単品のファンドを組み合わせる方がメリットがあると思います。

自分は今、インデックス投資と言っても国内・海外の株式しか買っていないから余計にそう思うのかもしれません。
将来金利が上昇して債券(のファンド)も持つ意味が出てきたら、バランスファンドも選択肢に入るのかも。

画竜点睛

自社商品への我田引水の感はありますが、投資の必要性、継続することの大切さがわかりやすく書かれていて、一読の価値のある本だと思います。