アクティブ投信を選ぶときの注意点
先週の週刊現代に
「知っている人はとっくに買っている 年利10%、20%は当たり前 この投信で儲けた!」
という記事が載っていたので紹介します。
高リターンのアクティブ投資信託を紹介
この1年リターンの高かったアクティブ投資信託を11本、投資対象等の概要含め紹介しています。
信託報酬も「管理コスト」として明記していて、ほとんどが1%台、低いものは1%を切っています。
信託報酬をきちんと載せているのは少々意外でした。
市場全体との対比が重要
11本のうち10本は20%以上のリターン、高いものは40%台となっているので興味を惹かれますが、この1年は国内も海外も株価が上がっていたことを忘れてはいけません。
この記事では今年10月6日までの1年間のリターンを載せていたので、昨年10月6日と今年10月6日の各指数の増減率を調べてみました。
【国内株式】
・日経平均 +22.4%
・TOPIX +24.6%
・JASDAQ +40.4%
【海外株式】
・MSCIコクサイ +30.1%
(指数そのものは調べられず、インベスコMSCIコクサイ・インデックスの基準価額です)
信託報酬が0.2%前後のインデックスファンドでもこの1年はこれだけのリターンを得られたわけで、記事のファンドが決して特別ではないことがわかります。
長期保有したときに、毎年手数料の差以上の高いリターンを得られるかどうかが重要になってきます。
そういった意味で、1年のリターンしか載せていないのは不十分な気がします。
画竜点睛
アクティブ投信を選ぶときは、市場全体との比較、長期でのリターンを確認する必要があります。
(そもそもアクティブを選ぶ必要があるのか、ってのもありますが・・・。そこはまたいずれ。)