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権利確定日前後の株価推移

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権利確定日前後の株価推移

9月末日基準で配当・優待を出す会社の権利確定日は26日、権利落ち日は27日でした。
(言葉の意味がわからない方は「権利確定日」「権利落ち日」で検索してみてください)

自分が現在株式を保有している会社で、9月末日基準で配当・優待を行う青山商事と日本KFCの、権利確定日前後の株価の推移を調べてみました。(比較のため、TOPIXの推移も併せて載せます)

青山  25日→26日=-0.37% 26日→27日=-1.85%
KFC   25日→26日=+0.10% 26日→27日=-1.72%
TOPIX  25日→26日=-0.06% 26日→27日=-0.63%

サンプルが少ないので説得力に欠けますが、自分の想定どおりです。
権利確定日に駆け込みで購入する人は少なく、権利確定日に大幅に上がるということはほとんどありません。
それに対し、権利落ち日は市場平均より大きく下げることが多いです。

この下げ分もいずれは回復することが多いので、権利確定後に売却したいのであれば少し待った方がよいと思います。
いつとは言えませんが。

この株価の動きを運用に活かせるか?

3日間の値動きしか載せていませんが、権利確定日に向けて緩やかに(あるいはどこかで急激に)株価が上昇し、権利落ち日に急激に下落するということが配当・優待利回りの高い銘柄にはよく見られます。

一時期、この動きを利用して利益を出そうとしていたことがありましたが、自分には無理でした。
株価を継続的にウォッチし、売買を行う労力と、少なくとも数か月保有する資金も必要だからです。
また、権利確定日が近づくと、「どうせなら配当・優待を得たい」という気持ちがはたらいたせいもあります。
もちろん、市場全体の値動きに左右される部分もありますし。

自分が失敗(撤退?)した方法なのでお勧めはしませんが、もしやるなら優待を欲しくならない会社でやってみた方がよいと思います。

蛇足

青山でスーツは買ってませんが、同社が展開しているスーツカンパニーでジャケットを買うときに優待券(15%割引)を使ったりしています。