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個人金融資産は過去最高なれど

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個人金融資産が過去最高に

資金循環統計が発表され、個人金融資産が過去最高(1832兆円)を記録したそうです。
資金循環統計(17年4-6月期)~個人金融資産は、前年比77兆円増加の1832兆円に、過去最高を大きく更新 (ZUU online) - Yahoo!ニュース

うち51%が現金・預金で、分析によれば相変わらず貯蓄から投資へという大きな流れは生まれていないそうです。
先進国では現預金の比率が30%前後で、その差は概ね株式等に投資されています。
投資信託経由や年金経由も含め)

だから日本人ももっと投資にお金を振り向けようよ、と金融庁をはじめがんばっている方がいるのです。
株価を上げたいという魂胆も見え隠れしますが、資本主義経済が発展し続ければ株価は長期的には上がるという前提に立てば、資産形成に有効なのはたしかです。
みんなが買えば株価も上がって、win-winの関係と言うんですかね。

しかし、では投資をしてみようかと証券会社を訪れると手数料の高いアクティブファンドしかなくて…というのが今の状況です。
そこで、正しい情報と資産形成に資するよい商品が必要だ、ということで来年始まるつみたてNISAでは半ば強制的にそういった商品が揃えられることになりそうです。

そうは言っても高齢者は・・・

これを取り上げたニュースでは、家庭用の金庫が売れているということも取り上げられていました。
長期的な資産形成と言われても、高齢者は自分があと何年生きられるか考えれば躊躇してしまう面があるでしょう。
短期的には下がるリスクはあるのですから。

そうなれば現役世代に比べ現金預金の比率を高めたくなります。
しかし、銀行にまとまった額を預けると変な商品を勧められてしまう。
だから自宅の金庫に現金を入れて保管、というのは一理あります。

個人的には盗難リスクのほうが気になります。
相続税を本気で払いたくない人なのかな、という推測もしてしまいます。

画竜点睛

日本の個人金融資産残高は最高なれど、投資への流れは加速せず。