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ネットを使えない高齢者はインデックス投資できないのか?

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母名義の投資信託を売却

前回の記事で書いた相続手続きでみずほ銀行に行ったとき、投資信託の売却手続きもしました。
海外通貨建てのアクティブ投信です。

証券会社にも同様の商品を持っていますが、母と相談して全て売却することにしました。
母名義にはなっていますが実際は亡くなった父が購入したものであり、母は投資の知識も意思もないからです。

相続手続きが済んでからにしようと思っていましたが、銀行も証券会社も徐々にセールスしてくるようになってきました。
個人向け国債を勧められた以外は、すべて手数料の高いアクティブファンドです。
これは危ないと思ってさっさと売却するとともに「リスク資産は持たない」と意思を営業マンにはっきり伝えました。(これで引き下がるとも思えませんが)

高齢者にインデックスファンドは不可能?

母はまだ60代半ばなので、一部をインデックスファンドにしようかと少し考えました。
ただ、母の付き合いのある銀行、証券会社にはろくに商品がありません。(あってもネット証券より手数料が高い)

みずほの投資相談用の窓口で手続きを待っているとき、店員さんの後ろの棚を見ると、海外のアクティブファンドのパンフレットばかりでした。
金融庁長官の意向はここまで伝わっていないのだなと残念な気持ちになりました。

自分がインデックスファンドの特長を母に説明しきれていない(諦めた)というのもありますが、もう少しなんとかならないかと思います。

銀行ではついきつい口調に・・・

そういったメガバンクの姿勢は行く前からわかっていたので、窓口でもついきつい口調になってしまったことがありました。
以下一部を再現します。(わ=わたし み=みずほ銀行の窓口の人)

わ:(母に普通分配金と特別分配金の違いを説明)
み:そうなんです。誤解されている方がとても多いんです。
わ:誤解させるような売り方をしているんですよね?

み:購入から約2年で売却ということですが、投資信託というのは10年とか本来もっと長く保有して運用するものなんです。
わ:長く持つには手数料が高いですよね。

初対面の人にきつい言葉が出て、自分でも少し驚きました。
自覚している以上に、メガバンクや大手証券会社を嫌っているようです(笑)
あまり攻撃的になると説得力を失うので、気を付けないといけません。

画竜点睛

メガバンクや大手証券会社でインデックス投資するのは、現状では“至難の業”です。
来年からの積立NISAにちょっと期待します。