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一橋フォーラム21「マネー」第2回「貨幣の歴史」を受講して

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(写真は今回のセミナー風景ではありません)

自分は今、ただのサラリーマン(金融業界でもない)ですが、いつか独立系FPになりたいと思い
あれこれ勉強しているところです。
FP資格の取得ももちろんですが、本を読んだり、このブログを書いたりもその一環です。

さらに一歩を踏み出す、と言ったらオーバーですが一昨日、とあるセミナーを受講しました。
第94期一橋フォーラム21「マネー」の第2回、テーマは「貨幣の歴史」です。
主催している如水会一橋大学のOB会で、自分も会員だったりします。

セミナーの主な内容は(自分の理解では)下記のとおりです。
・貨幣は自然発生したものではなく、権力者によって発行された
・不換紙幣を初めて発行したのは中世末期フランスのジョン・ローで、現代の経済政策にも通じる
・貨幣の本質的な意義は異なる時点に移せることであり、実体経済貨幣経済は連動しており
 人口減少下ではマイナス金利は特殊なことではない(サミュエルソンモデル)
実体経済こそが重要であり、今の金融政策は順番が逆になっている(?)

様々な気づきがあり、行った甲斐はありました。
経済学を勉強してこなかったことを痛感させられました。
(経済学部出身ではないから、というのは言い訳です)


ゼロ金利やマイナス金利は異常な状態であり、いずれ(いつかは)金利は上がる、という考え方に
自分は疑問を持っています。
(なので、このブログでも「金利が上がったときには…」とは書きたくない気持ちがあります)
もっと理解を含めて、自信を持って説明できるようになりたいものです。

セミナーでは最後の20分くらいが質疑で、日銀の出口戦略を聞く質問が多かったように思います。
日本国債の暴落とか金融パニックとか、起こりうるのかもしれないと少し怖くなりました。


それから、自分は貨幣の発行は国家の重要かつ本質的な機能・権限だと思っているのですが、
話を聞いてそれほどでもないのかな?と思いました。
第5回の「仮想通貨革命」も受講予定なので、また考えてみたいと思います。