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ネット銀行とメガバンクの比較~まとめ

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ブログ本格復帰最初の記事は、予告通りネット銀行シリーズのまとめです。
何度も書いてきたので、一旦終わりにしないと。

●これまでの記事のテーマと結論

 1回目の記事(預金金利)⇒ネット銀行有利だが、それほど大きな差ではない

 2回目の記事(ATM利用手数料)⇒ネット銀行有利(コンビニATMも無料など)

 3回目の記事(振込手数料)⇒ネット銀行有利(メガバンクも条件満たせば無料の場合あり)

 結論だけ書くとネット銀行の方が断然優れているようにも見えますが、その差はそれほど大きくなく、
 必ず口座をつくりましょう、と言うほどではないと感じました。

 コンビニATMを無料で使えるのはメリットが大きいと思いますが、一定の残高があればメガバンクでも
 同様のサービスはありますし、そもそも便利な場所にコンビニがなければ関係ないですから。

●ネットバンクとの付き合いを振り返ると・・・

 どうしてこんなに中途半端な結論になってしまったんだろう?と思い、自分の銀行との付き合いを振り返ってみました。

 学生時代も銀行口座はいくつか持っていましたが、まず就職してすぐ東海銀行(現・三菱東京UFJ銀行)の口座をつくりました。
 職場内にATMがあって便利だったからです。給与振込口座にして、独身時代のメインバンクでした。
 20世紀終わりのことなので、まだネット銀行はありませんでした。

 21世紀に入って数年後、結婚するときに新生銀行の口座をつくりました。
 夫婦としての口座が必要になり、ATM手数料・振込手数料無料に魅かれました。
 (へそくり用の口座ではないですよ!)
 
 その後2010年頃でしょうか、口座を持っていたSBI証券との連携が魅力で住信SBIネット銀行にも口座をつくりました。
 ハイブリッド預金はとても便利です。
 また、住宅ローンもここから借りています。

 他にもいくつか口座はありますが、現在主に使っているのは上記3つの銀行です。
 振り返っていて思い出しましたが、新生の口座をつくったころは既存の銀行(ちょうどメガバンクができたころ?)に
 ずいぶん憤っていました。「なんで自分のお金下ろすために手数料払わなきゃいけないんだ」とか。
 サービス内容がほとんど横並びだったことも不満でした。
 そんな中で顧客にとってありがたい商品・サービスをネット銀行が提供し始めたので
 口座をつくったのだと思います。
 
 預金金利や手数料無料ももちろん嬉しかったですが、今になって思えば、
 「お客様によい商品・サービスを提供する」いう気持ちがネット銀行から感じられたことが
 満足度をアップさせていたのだと思います。

 飲食店や旅館等の口コミでは、本来のサービス(料理の味や部屋の設備等)に加え、
 「店主の感じが良かった」といった書き込みも多くなされ、満足度を大きく左右していることがわかります。
 感じの良い人(会社)と付き合うと気持ちがいい、というのは、金融機関選びの場合でもあてはまるのです。
 こういった、「いくら儲かった」とは違った喜びを得ることも「資産運用を楽しむ」ポイントの一つではないかと。
 
 最後になりましたが、ネット銀行とメガバンクに思ったほど差がないと感じた最大の原因は
 メガバンクのがんばり(サービス拡充)にあると思います。
 預金金利以外は横並び感がだいぶ薄れてきて、昔のような憤りは感じません。
 
 自分にとって便利な、「気持ちの良い」銀行を選びましょう。