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投資初心者に堅実な投資の情報を整理していきます

優待銘柄の紹介⑦~日本KFC HD㈱

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前回のマクドナルドに続きファストフードチェーン、日本KFC(ケンタッキー)の紹介です。

優待・配当に関する基本情報

(株価は2017年11月10日現在、優待内容と利回りは最低単元で購入した場合のものです。)

会社名     日本KFCホールディングス㈱]
証券コード   9873
単元      100株
株価      2,007円
最低必要投資額 200,700円
権利確定月   3月末日、9月末日
優待内容    ケンタッキーフライドチキンピザハットの商品券1枚(500円×年2回)
配当金額    50円/年
優待+配当利回り 3.0%

購入理由(思い入れ)

自分はマクドナルドのポテトやハンバーガーを時々味わいたくなるのですが、妻にとってはケンタッキーのフライドチキンがそういう存在なのだそうで。
妻のご機嫌取り(?)のため購入。
少し前まで単元が1000株で実質的に買えなかったので、手軽に買えるようになってよかったです。

お得ポイント

当たり前ですが、家族全員分買うと結構な値段になってしまうケンタッキーの会計を少し抑えられます。

改善要望

形式は問題ありませんが、1回に500円分は少なく感じてしまいます。

失敗談

今のところありません。

「はじめての人のための3000円投資生活」を読んで

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とても共感できる本でした

よく本屋で平積みになっていたので、読んでみました。
はじめての人のための3000円投資生活(横山光昭、アスコム)

著者の本は初めて読みましたが、投資に対する考え方が自分と非常に近く、とても共感できました。
「家計再生コンサルタント」を名乗るFPだけあって、まずは支出の見直しによって余裕資金を生み出し、貯金と並行してできるだけ早く投資を始めることを勧めています。
「はじめの一歩」を踏み出すことが大事だと説き、そのために3000円/月という低いハードルを設定しているわけです。
バランスファンドを勧めているのも、単品のインデックスファンドを買うより手間が省けるからという理由からです。

その他、生命保険に懐疑的なところまで、同意できる主張ばかりでした。
文章も平易でわかりやすく、投資初心者にお勧めの一冊です。
文字数が少ない=細かいところまで説明していないのが気になりますが、50万部以上売れているそうなので、読んで正しい知識が得られていることを祈ります。

画竜点睛

月3000円でよいのでとにかく投資を始めてみることを勧める本です。この人の他の本も読んでみたくなりました。

10代の若者は「いずれ金利が上がると…」を想像できるのか?

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金利時代はいつから?

いろんな投資本に「低金利で預金だけでは持っているお金が増えないので、投資をしましょう」と書かれています。
自分の経験を顧みても、低金利は投資を始めた理由の1つと言えます。

いつから低金利時代と認識されだしたのか定かではありませんが、少なくとも10数年前には既に低金利時代と呼ばれていました。
もちろん今ほど金利は低くなかった(マイナス金利なんて言葉はなかった)ものの、過去のもっと金利が高かったときと比べてそう言われていたのです。

自分は社会人になったばかりの頃(20世紀末)、バブル期にお年玉を預けた定額貯金がまだ満期になっていなくて、年利6%だったことを覚えています。
今思えば、そういう実体験があったので、「低金利」と言われてすぐ理解できた部分もあったのでしょう。

金利や株式への認識の世代間ギャップ

では、今世紀生まれの人はどう想うんだろう?と少し考えてみました。
物心ついたときから低金利なので、“今は”低金利と思うのではなくて「金利というのは低いものだ」と思っているかもしれません。
「いずれ金利が上がると・・・」という説明をされてもピンとこないのではないでしょうか。

株価も「長期的には右肩上がり」という説明がなされますが、こういうとき引用されるグラフは第二次大戦頃からのものが多いです。
我々世代には違和感のないグラフですが、果たして意味のある説明になっているのかどうか。
今世紀生まれからすれば、「先進国の株価は90年代以降は横ばい」という説明の方が自らの体験と合致して理解しやすいのではないでしょうか。

画竜点睛

今世紀生まれ=10代の若者と投資の話をする機会もありませんが、少し想像してみると、誰もが生きてきた時代のバイアスを受けていることがわかります。
「いつか昔のようになるんじゃないか」とは思わない方が判断を誤らない気がします。

ビックカメラの優待券で買いました

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ゴルフ熱が高まっていて・・・

ビックカメラの優待券で買いました。
税込2,030円だったので今月末期限の優待券で2,000円、残りの30円はポイントで支払い。
お釣りが出ないよう悩むこともなく、現金支払いもなく、最高の気分でした。

…ちゃんと練習してよいスコアで回って、最高の気分にならないとですね。

画竜点睛

投資でどれだけ儲けたかではなく、それによって自分の生活を充実させることが大事。
(そんな大層な話か…?)

共感力~トランプ大統領来日に想う

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一昨日、昨日と通勤時に上空をヘリが飛び交っていました。
トランプ大統領が来日していたからです。
やっと落ち着きましたね。

拉致被害者家族の話を真摯に聞く

ニュースでご存知でしょうが、トランプ大統領拉致被害者家族と面会し、直接話を聞きました。
出席者によると、目を見て真剣に、時には悲しそうな表情を浮かべながら聞いていたそうです。

自分はトランプ支持者ではなく、むしろ懐疑的に見ている方です。
しかし、真剣に話を聞いて悲し気な表情を浮かべたのは演技ではないと思います。

トランプ大統領は高い“共感力”があり、それが(一部ではありますが)人々の心をつかみ、熱狂的な支持を受ける一因なのだなと感じました。

共感力はFPにも重要

ファイナンシャルプランナーにとっても共感力は大事です。
相談してくる方は、お金のことを真剣に悩んで相談に来るのですから。

FPの書いた本を読んでも、相談者に寄り添って“共感して”答えている人からはその気持ちが伝わってきます。
果たして自分にもできるだろうかと自問自答してしまいました。

蛇足

日経平均がバブル後最高値を更新。勢いはこのまま続くのでしょうか・・・?

アクティブ型のバランスファンド

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昨日の続きです。
fp-uta.hatenablog.jp

筆者は、結論として世界全体に投資するアクティブ型のバランスファンドを推奨しているので、これについて考察します。

アクティブかパッシブ(インデックス)か

同じ投資信託とはいえ、アクティブ派とインデックス派には大きな違いがあります。
株価を予想できると考えているかどうかです。

筆者はアクティブファンドを運用しているセゾン投信の社長ですから、当然株価の上昇を予想できると考えています。
実際好成績を挙げているので、現状で頭から否定はできません。
ただ、筆者も認めているとおりアクティブファンドの半数以上はインデックスに負けています。
今後もインデックスに勝ち続けられるのか-もちろん手数料を差し引いた実質リターンベースで-をよく考える必要があります。

バランス型(セットメニュー)か単品か

筆者はバランスファンドを勧め、インデックスは「リバランスの難しい上級者向け」「ポートフォリオをつくるためのパーツ」としています。
たしかにバランスファンドは1つのファンドを購入するだけでいくつもの資産(株式、債券、物によっては土地など)に投資ができ、リバランスもやってくれます。

しかし、マックのハッピーセットユニクロの靴下と違い、セットでの割引はなく、むしろ手数料は高くなります。
しょっちゅう売り買いしない前提の長期投資であれば、手数料に拘って単品のファンドを組み合わせる方がメリットがあると思います。

自分は今、インデックス投資と言っても国内・海外の株式しか買っていないから余計にそう思うのかもしれません。
将来金利が上昇して債券(のファンド)も持つ意味が出てきたら、バランスファンドも選択肢に入るのかも。

画竜点睛

自社商品への我田引水の感はありますが、投資の必要性、継続することの大切さがわかりやすく書かれていて、一読の価値のある本だと思います。

「個人型確定拠出年金で選ぶべきこの7本!」を読んで

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アクティブファンドを勧める本

個人型確定拠出年金で選ぶべきこの7本!」(中野晴啓、ビジネス社)
ある雑誌のお薦め投資本に入っていたので、“宗旨違い”とわかっていながら読んでみました。
筆者はアクティブファンドを運用するセゾン投信の社長です。

当然アクティブファンドを勧めているのですが、全体に読者への敬意が感じられません。
「わかってないなあ、○○、××だから、結局うちのファンド買えばいいんだよ」と言われてる感じです。

サブタイトルがいい加減すぎる

その姿勢が如実に表れているのがサブタイトルです。
「50歳でも30歳でも3000万円つくれる35の法則」とありますが、まず本文中に法則という言葉は出てきません。
目次を見ると小見出しが34あり、そのあとQ&Aが9つ載ってるのでQ&Aを1つとカウントして35ということなのでしょうか。
読者に考えさせている時点で不親切です。

さらに「50歳からでも3000万円」とあり、これは第2章のタイトルにもなっています。
iDeCoやNISAを利用した長期分散積立投資を勧めているので、「50歳から○万円ずつ×年間積み立てて、平均利回りが△△なら3000万円つくれる」という記載があるのかと思いましたが、本文中に具体的な方法は書かれていません。

タイトルで興味を惹きたいのはわかりますが、ちょっとやり過ぎではないでしょうか?

投資を行うべき理由はよく整理されている

第1章で、預金だけではなく投資を行うべき理由が理解しやすく書かれています。
特に、「イールドカーブ・コントロール」の意味を解説してくれているあたり。

ただ、だからと言って今すぐ投資を始めなくてもよいのでは?とも思います。
筆者は今の金利の状況は「異常」で、いずれ金利は上がると考えています。
しかし、人口減少時代は低金利が当たり前(今後も上がらない)で、心配には及ばないのでは?という思いが自分にはあります。


インデックスVSアクティブについては次回の記事で。