騙されないために元本保証商品の金利を知っておく
☆定期預金金利ランキングを「眺めておく」
前回紹介した以外にも、ネット銀行を含めた定期預金の金利ランキングを載せているサイトはたくさんあります。
これを見て実際に口座を開き預金しないとしても、時々眺めてみることをお勧めします。
普通の個人が元本保証で得られる金利の上限を表しているからです。
☆"撒き餌"のような定期預金
定期預金で、ランキング1位以上の金利のものを普通の銀行で見かけることもあると思います。
インターネット支店のキャンペーンならともかく、注意が必要な商品もあります。
特に、短期(満期が3カ月か6カ月)で「新規のお客様」「退職金」等の限定がついているものは要注意です。
短期・高金利の定期預金は"撒き餌"で、短い満期の後には高い手数料という"針"のついた投資商品を勧められてしまいます。
☆詐欺対策にも
さらに、定期預金金利ランキングを眺めておくことは詐欺対策にもなります。
ネット銀行の定期預金でさえ0.5%も利息がつかない時代に、利回り1%以上で元本保証の商品などありえません。
そんなにしょっちゅう見る必要はありませんが、ある程度頭に入って入ればありえない話に乗って騙されることはないはずです。
投資は資産を「増やす」ことも大事ですがそれ以上に「減らさない」ことも大事です。
そういう意味で、資産運用の中で「詐欺に遭わない」ことは極めて重要だと思います。
ネット銀行と普通の銀行の間に
ブログを書き続けるって大変だ、と実感しています。
文章を書くことに苦手意識はないのですが、言いたいことを的確に伝えるにはまだまだと実感しました。
画像の保存方法とか、周りのことでも苦戦していますし。
諸々の練習のために始めたから、いいんですけどね。
○普通の銀行のネット限定商品
前回の記事で「地方銀行や信用金庫の中には、インターネット限定でキャンペーンを実施するところがある」と書きました。
例えば私は、静岡銀行のインターネット支店「Web Wallet」を利用しています。
毎年ボーナス時期にキャンペーンが実施され、昨年7月に預けたものは0.22%、12月に預けたものは0.25%の利息を受け取れます。
口座を開いたころ(おそらく5年前)に比べるとずいぶん下がってしまいましたが、それでも安全資産の運用先としては有利さを保っています。
静岡銀行は、静岡に行けば支店のたくさんある、"普通の"銀行です。
(静岡では№1ですし、地方銀行の中でも大きな方なので"普通の"は失礼な言い方かもしれませんが、ネット銀行ではない"普通の銀行"という意味です)
そういう銀行も「インターネット支店」を設け、限定的に高金利の定期預金を提供しているのです。
同様の商品を提供している銀行・信用金庫は全国にたくさんあって、支店のある地域に住んでいなくても、利用することができます。
○定期預金のキャンペーン情報
期間限定のキャンペーンであることが多いので、ネットで最新の情報を得る必要があります。
「定期預金 金利」とか「定期預金 比較」で検索すれば、ランキング形式等わかりやすいサイトがたくさんあります。
例えば下記のようなサイトです。
定期預金の鬼
定期預金の鬼~定期預金キャンペーンと金利を徹底追及~
1億円を貯めよう!chapter2
1億円を貯めてみよう!chapter2(銀行、信用金庫、ネットバンク、信用組合、労働金庫の高利の定期預金や証券会社キャンペーン情報)
もう少し書きたいことがありますが、続きはまた…。
ネット銀行とメガバンクの比較~①預金金利
前回の記事で書いたネット銀行のメリットを検証していきたいと思います。
まずは預金金利です。
「ネット銀行」の定義は難しいところがありますが、当サイトでは
「有人店舗がメインでない銀行」として、店舗があってもネット主体の銀行は含めることにします。
自分が口座を持っている新生銀行と住信SBIネット銀行に加え、人気があるという
イオン銀行とソニー銀行を比較対象として選びました。
「普通の銀行」(有人店舗がメインの銀行)はメガバンク3行(三菱東京UFJ、みずほ、三井住友)を選びました。
うーん・・・ゼロが多すぎてよくわかりません。
そこで、100万円を1年間預けた場合、利息がいくらもらえるかに替えてみました。
うーん・・・微妙・・・。
住信SBIとソニーの定期は昨冬のキャンペーン時のものなので、今この中で預けて一番有利なのはイオン銀行の普通預金ということになります。
ただ、イオンカードセレクトは入会金・年会費無料とはいえ、口座とカードを今すぐ作りましょう!と言うほど有利とは言えません。
そうは言っても、自分の金融資産の一部(普通なら半分以上?)は安全資産として元本保証の商品にしておきたいところ。
数十年間では「チリも積もれば」でそれなりの差にはなるので、ネット銀行に1つ2つ口座は持っておいた方がよいと思います。
住信SBIとソニーは、ボーナス時期(6~7月頃と12~2月頃)に(比較的)高金利の定期預金キャンペーンを実施することが多いので、消去法的にではありますが選択肢の1つにはなると思います。
また、地方銀行や信用金庫の中には、インターネット限定で同様のキャンペーンを実施するところもあるので、こちらも検討の余地があります。詳しくは次回。
それにしても、個人向け国債の金利はこんなに低かったんですね。
金利が上がればと思って変動型を少し保有していますが、少し考えないと・・・。
ネット銀行を利用して少しでもお得に
理屈ばかりではなくて、具体的に役に立つことを書いていかないといけませんね。
株式や債券といったリスク資産の話に入る前に、ネット銀行の便利さについてこれから何回かに分けて書きたいと思います。
自分はいくつかのネット銀行に口座を持っていて、メイン口座もネット銀行です。
普通の銀行と比べた主なメリットとして下記の3つが挙げられます。
①預金金利が高い
②ATM利用手数料が低い(かかりにくい)
③送金手数料が低い
次回以降、具体的に比較していきたいと思います。
ただ、ネット銀行を使わない人の理由というのは、上記のメリットを知らないからと言うよりは、
「よくわからない」「何となく怖い(信用できない)」といったところかと思います。
その人の感じ方の問題なので、如何ともしがたい部分です。
ちょっと話が違うかもしれませんが、自分はビットコインを使ったことがないですし、現時点では誰に何を言われても使うことはないと思います。
まさに上記と同じ理由からです。
そういった人には、まず「ネット銀行は使っても大丈夫ですよ」というところから説明が必要なのでしょうが、おそらくブログに書いても効果が低いと思われますので、別途考えていきたいと思います。
クローズアップ現代+の感想
今週の月曜日、NHKのクローズアップ現代+を視ました。
「“先行き不安病”を斬る!我が家のマネー防衛」というテーマでした。
自分が著作を何冊も読み、投資にあたり最も参考にしている山崎元さんが出演していました。
どんな点に注意して投資をすればよいか、自分にとってはよい“復習”になりました。
もう1人出演されていた大学教授の方は、「投資すべき」がまずありきで、個人の目線に立っていないように感じました。
一番疑問だったのは「利回り3%を目指せばよい」としてそれを「こういう安全な投資をすることが大事」と言っていた点です。
今どき利回り3%を得られる「安全な投資」なんてどこにあるのでしょう・・・?
番組では退職金で慣れない資産運用を試みる高齢者を「退職金運用病」と呼んでいました。
こういう“病”にかかった人の“ホームドクター”として、簡単に相談できる独立系FPが必要だ、というのが自分の思いです。
FP1.5級
最初の記事を書いてから1週間近く経ってしまいました。
のっけからこれでは・・・。また反省です。
今日は少し自己紹介を。
職業は会社員です。金融業界でもありませんが、証券会社に口座をつくったのが
12年前なので、投資歴もそれくらいになります。
何年か前に仕事と自分の将来に役立ちそうということで勉強した社労士試験に合格しました。
「事務指定講習」も受けたのですが、自分が興味あるのはむしろFP(ファイナンシャル・プランナー)では?と気づき、FP1級を目指すことに。
FP試験はずっと「きんざい」で受けていましたが、1級学科は手強い!
今年1月の試験でようやく合格しました。6月の実技にも合格すれば、晴れて「FP技能士1級」を名乗れることになります。
きんざいのFP1級実技試験についてはネット上でも情報が少ないので、記事にしていきたいと思っています。
その前に勉強しないとですけどね。
祝!ブログ開設
いつか独立系FPになりたい、その一歩としてブログを始めました。
思い立ってから1か月以上が経ってしまい、ちょっと反省。
サラリーマンなので毎日は書けないけれど、週に2~3回は更新していきます。
自分で資産運用することが求められる時代、世の中にはいろんな金融商品が溢れていますが、「どうしてこんな商品が?」と思うものも少なくありません。
後悔しない資産運用のために何をすれば、どう考えればよいかを書いていきたいと思います。
「後悔しない」ではちょっと後ろ向きなので、ブログタイトルは「楽しむ」としました。また、資産運用に限らず、お金に関することやFP資格、社労士資格に関することなども幅広く記事にしていきます。
読んだ方の役に立って、Happyな気持ちにつながるようなブログを目指します!
これからよろしくお願いします。